ニュージーランドレンタルキャンピングカーゆったりクルマ旅

ニュージーランドレンタルキャンピングカーゆったりクルマ旅

 

 

キャンピングカーの楽園 ゆったりクルマ旅

自然豊かな風土に加え、オーガニックフードやワインなどの魅力的なグルメ、さらにはアクティビティや文化も豊富な国・ニュージーランド。

ここは、訪れる人々を温かく迎え入れてくれる「キャンピングカーの楽園」だ。

2016年の南島に続き、今回は北島を2週間かけて2200㎞を走破。

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日本では訪日外国人による旅行を意味する「インバウンド」による経済効果が上向き傾向にあるという。おもだった観光地ではもちろん、最近では道の駅やSA・PAなどでも外国人観光客を見かけることが増えてきている。この勢いは2020年の東京オリンピックまで続くという見方もある。

キャンピングカーシーンでは2017年にレンタル店が増え、「買う」以外にも「借りる」という新たなブームが起こり、外国人向けにもレンタルを行なっているところも多い。

そんな積極的な旅をしている外国人を横目に、「それなら自分も」と海外に赴き、キャンピングカーをレンタルして「アウトバウンド」旅をしてみようと考えた。

そこで、どうしても行きたくなったのがニュージーランド。

今までもアメリカをはじめ、ドイツ、ベルギー、オランダなどの国をドライブしたことはある。しかし、ニュージーランドが持つ〝おおらかさ〞は、けっしてほかの国では味わえない。

日本と同じ島国で、面積は日本の約70%。人口は約475万人と約27分の1ほどでしかない。ゴー・ストップを繰り返す東京とは異なり、のんびりとドライブを楽しむことができる。また、14ある国立公園の総面積は3万㎢以上あり、自然が豊か。日本と同じく四季があり、車窓から見える景色の美しさによりドライブ中のストレスは皆無。「雄大な土地をキャンピングカーで思う存分走る」という夢が実現できる魅力的な国なのだ。

今回は約半月をかけて北島の空の玄関口であるオークランドから最北端であるレインガ岬を経由し、街々を南下しつつ周遊。ホリデーパークと呼ばれるキャンプ場を転々とし、道中で出会う景色や人々、そして食事や文化などを思いっ切り楽しんだ。

結果、2200㎞も走破してしまったが、快適かつ優雅な時間を堪能することができた。

「いつかは家族や夫婦で、海外に行ってキャンピングカーで旅をしたい!」と思っている人もいるだろう。そんな人には、ニュージーランドを候補の1つとして強くお薦めしたい。食事・絶景・文化・運転のしやすさ・フレンドリーな国民性・治安のよさなど、理由は挙げれば切りがない。そんなニュージーランドの魅力を紹介していこう。

カタコトの英語でも心配なしレンタルキャンピングカーは日本出発前に予約しよう。

 

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ニュージーランドはレンタルキャンピングカーが豊富だ。10社以上もの会社があり、車両もハイエースからメルセデス・ベンツベースのキャブコンまで多種多様だ。

予算に応じて選べるのもいい。時期にもよるがハイエースクラスなら1日6000円程度。予約はHPから行なえ、カード決済が可能。現地では予約番号を伝えるだけだ。


 

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ダイネットを基本にマルチルームとキッチンを備えたレイアウト 2キッチンには3口ガスコンロにIH調理器、電子レンジ、ガスオーブンがあり、調理も楽々

3食器やカトラリーはもちろん、コップ類にはワイングラスも用意されていて、着替えだけあれば旅が楽しめる

4バンクベッドは大人2人と子供1人でも十分のサイズ 5最後部はコの字ダイネットでダブルベッド展開可能!

マウイ レンタルキャンピングカー

 

まさに「地球の箱庭」と呼ぶにふさわしい大自然

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ニュージーランドといえば、

「地球の箱庭」とたとえられることが多い。海に囲まれた国土の多くが緑に覆われ、山や湖をはじめ、氷河や火山台地といったものが点在する。これらの環境はまさに自然の宝庫と呼べるもので、そこで育まれる生態系はまるで地球全体をコンパクトにしたかのよう。

先住民であるマオリがこの地を見つけ根を張ったときにも、ここに住む鳥類をはじめとした動植物を大事にしてきたし、「大地を母、空を父」として崇拝してきた。今でも国を挙げて在来種の保護に力を入れている。そういった自然環境を大事にし、寄り添って生活する人々の姿勢は、高度経済成長で失ってしまった日本人の大事な何かを思い出させてくれる。

 

クルマを走らせてみると、街から街への移動の間に見える景色は牧草地帯や丘陵地帯、海岸線など、どこを見ても自然を感じることができ、心を癒してくれる。

また、夜に空を仰げば南半球の美しい星々が光り輝き、忘れていた童心を思い出させてくれる。街のいたるところに防犯カメラやガードレールなど、過保護的な近代装備という世知がらい都市環境で生活している自分にとっては、なおのことこうした懐の深い雄大な土地に身を置けることが、ここニュージーランドに魅入られてしまった理由の1つであろう。

「クルマに乗ってとにかく気持ちよくドライブしたい!」という人には絶対に満足のいく、絶景が待っていてくれる場所がここには数多くあるのだ。

 

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プレンティ湾に面したファカタネという町にあるオホペビーチは、約11㎞にも及ぶ美しい白浜があり、

夏場は海水浴客でにぎわう。ニュージーランドではもっとも日照時間が長い町の1つだ。海沿いにあるホリデーパークでは、眼前に広がる穏やかで美しい海を眺めながらゆったりと車中泊ができる。朝は鳥のさえずりや波の音で目が覚め、心地よい。

 

 

巨木カウリの森林ワイポウアフォレスト

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オークランドより北へ約160㎞離れたワイポウア森林保護区。ここには「森の神」を意味するタネ・マフタと呼ばれる、ニューランド最大のカウリの木があり、森林散策が楽しめる。

樹齢は1250年から2500年ともいわれ、屋久島の縄文杉と〝姉妹木〞を締結している。

地元ガイドによるツアーでは、この地の物語や森の神に捧げるマオリの祝詞を聞くことができ、神秘的な気持ちになると同時に癒される、まさにパワースポット!


 

迫力の熱泉!ワイオタプ・サーマル・ワンダーランド

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観光地として知られるロトルア地方の近くにある地熱地帯。何千年もかけて出来上がった自然の造形は、熱泉に含まれる化学物質により色もさまざま。クレーターには写真の「シャンパン池」や「デビルズバス」などの愛称もあり、30 ~ 75分の散策コースを用意。見どころの1つがレディ・ノックス人工間欠泉。毎朝10時15分に高さ約20mもの大迫力の噴出を見ることができる。

のどかな牧草地などでは10分以上も直線道路が続くことも。

車窓からの眺めはドラマチックで旅の充実感を満喫できる。

 

豊かな自然の恩恵による食の宝庫

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ニュージーランドの「食」と聞いて、牛乳やバター、チーズなどの乳製品を思い浮かべる人が多いのではないだろうか? しかし、それ以外にも魚介類、肉類、野菜、果物類など、見逃せないものも数多い。

例えば、肉類では名産のラムをはじめ、ベニソンと呼ばれるシカ肉などバラエティ豊か。また、島国だけに魚介類も豊富で、多彩な白身魚やムール貝にカキ、イセエビなどもそろう。果物、野菜類ではキウイやジャガイモなども有名だ。


 

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それだけに、旅先での食料調達は楽しみなイベントの1つ。地元の雰囲気が堪能できるスーパーでの買い物はワクワクが満載。ほかにも、各地で開催されるファーマーズ・マーケットは活気にあふれ、朝採れのオーガニック野菜を中心に、マヌカハニーやオリーブオイルといった特産品が並び、フィッシュ&チップスなどの軽食も楽しめ、カントリーライフを体感できる。

そして、忘れてはならないのがワイン。恵まれた気候と土壌により、約700軒ものワイナリーが存在し、北島ではピノ・ノワールならワイララパ地方、シャルドネではギズボーン地方が人気のエリア。世界中からワインを目的だけに旅をする人も多いというのも納得。

日本のように地方性という意味では食のバリエーションは豊富ではないが、旅をするにあたっては、新鮮さやおいしさなどどれをとっても非常にレベルが高いのはうれしいかぎり。水道水だってもちろんおいしい。

日本の食糧自給率が約40%なのに比べ、ニュージーランドは酪農大国といわれるだけあり、自給率はかなり高い。これも豊かな自然によるものだろう。

 

先住民族・マオリ文化が息づく街、ロトルア

ニュージーランドは別名「アオテアロア」と呼ばれる。これは1000年以上も昔、最初の入植者であるマオリが名付けた。ポリネシア諸島から7隻のワカと呼ばれる大型カヌーに乗り、星と潮流に導かれてたどり着いたといわれている。

現在、人口の約14%をマオリが占め、イギリス植民地時代を経た今でも風習や言語など、さまざまな文化が伝承されている。特に観光地として人気のロトルアでは、その伝統や芸術、食文化などが体験できるスポットが数多い。

 

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実際にショーなどに行くと、自然の万物である風や海など70もの神々が存在し、あがめられ、こうした信仰が生活に密着していたことがよくわかった。

また最近の旬でいえば、ファンタジー冒険映画「ホビット」のロケ地探訪が大人気となっており、聖地巡礼として世界中から訪れる人が後を絶たない。大自然に作られたセットは物語にいる錯覚さえ覚え、大興奮。規模の大きさや想像力に脱帽した。

自然やアクティビティが注目されがちだが、知的好奇心を刺激する観光地も豊富なのだと実感。これが何度でもニュージーランドに行きたくなる理由なのかもしれない。


 

 

感動!映画「ホビット」のロケ地観光

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2001年~ 03年に公開された映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、2012年~ 14年公開の「ホビット」3部作は、ニュージーランドで撮影された。映画の監督を務めたピーター・ジャクソンもニュージーランド出身。セットはマタマタ郊外にあるアレキサンダー家の私有地に築かれており、見学にはツアーの参加が必要。ホビット庄にある家々は、各家の職業がわかるディテールの細かい小物が庭先に並び、洗濯物なども干されリアルに再現される。

 

キャンピングカー旅の「快適度」は日本以上!

キャンピングカーでの旅において、やっぱり宿泊の中心となるのがキャンプ場。エステート・ハイウェイと呼ばれる国道沿いにも休憩できる木陰付きの無料駐車スペースがあるが、治安がいいとはいえ、オススメはできない。また、環境省が運営するDOCキャンプサイトは無料・有料など設備によりバラつきがあるだけでなく、キャンピングカーはNGというところもあるので、旅慣れてからの利用が吉だろう。

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そこで、一番のオススメが、ホリデーパークと呼ばれるキャンプ場。キャンピングカーを利用する旅行者が多い国だけあり、施設が充実しているのが魅力。

清潔感にあふれ、不便さはまったくない。電源付きのサイトは、シーズンや場所にもよるが1泊1台で3000円程度が相場。

予約はインターネットで行なえ、どこも正午にはチェックインが可能。チェックアウトは10時または11時となっている。1泊でものんびりと過ごすことができるのもいい。

さらに、遊具などが充実しているのもポイント。たいていプールをはじめトランポリンや滑り台などの遊べるエリアがあるので、家族での旅でも子供たちが思い切り楽しめるだろう。

料金をはじめ、施設の充実度、安全面、清潔さ、快適性どれをとっても質が高いので、運転や観光などの疲れも取れる。毎朝、日本では聞かない鳥たちのさえずりで目を覚ますのがとても心地よく、ニュージーランドにいることを日々感じられた。

 

初めてでも安心!「ニュージーランドの走り方」

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日本と同じ左側通行ということもあって運転はとてもしやすい。下記にある交通標識を覚えれば苦労することはほぼない。また、防風林を抜けた際などは、特に横風には注意したい。

北島はエステート・ハイウェイ(国道)以外にも、オークランドより北へ約7.5㎞のモーターウェイと呼ばれる高速道路があり、ここのみ通行料金がかかる。ホームページからクレジットでの支払いが可能だ。

 

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ニュージーランドにはキャピングカービルダーがなく、ヨーロッパを中心にオーストラリアや日本からの輸入によるという。

この店ではトレーラーの在庫が多かったが、1996年式コースターベースのバスコンは状態もよく、走行約8万㎞で7万ドル(約560万円)だった。


 

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