セブンの日に集うRE車たち ロータリー魂2022
セブンの日に集うRE車たち ロータリー魂2022
7月7日は世間では七夕だが、マツダRX-7乗りにとっては“セブンの日”として特別な意味合いがある。
この日には以前からセブン乗りたちが、関東では首都高湾岸線・大黒パーキングエリアやアクアラインの海ほたるに集まっていた。だが台数の増加に伴い、騒音の発生や不正改造車の摘発が問題となっていた。そこで、「心置きなく集まれ、思い切り走れる場所を」と立ち上がったのが、FD3S乗りの安東泰弘さんだった。
5回目となる今回、いつもの茂原ツインサーキットにおよそ300台のセブンが集結した。多くがFC3S、FD3S そしてRX-8だが、中にはSA22Cこと初代RX-7や、本誌でも過去に紹介したサバンナ・スポーツワゴンなど旧車の姿を見ることもできた。セブンに限らずロータリーエンジン車であれば、どんな車種でもOKなのだ。
エントリーは走行(グリップ、ドリフト)、ドレスアップコンテストそしてミーティングに分けられ、ロングコースを走行に、ショートコースをミーティングに充てていた。ロングには派手な外装のサーキット専用車が、ショートには落ち着いた街乗り仕様車がそれぞれ多くを占めるという色分けがなされた。
今年も開催前から、「大黒や海ほたるに長時間滞在するのは控えて」との呼びかけがなされ、実際それらに集うセブンは減りつつあるというから、イベントの“魂”は皆にしっかりと伝わりつつあるようだ。
長野県岡谷市にある郷田板金の“サバゴン”。ローリングシャシー状態での展示だが完成が待たれる。
ブリッジポート仕様の13Bを載せたS A 2 2 Cで来場。チューンドロータリーの歯切れ良い音を奏でていた。
特徴であるリトラをキャンセルすると、SAもがらりと雰囲気が変わる。エンジンはペリフェラルポート仕様のようだ。
FC、FDは今で言うネオクラシック車になるが、このH C ルーチェもそんな一台。ナンバーからすると’90年代後半の登録か。
85年式SA22Cで、グリップ走行にエントリーした網屋さんは23歳の青年。
このSAは父が30年ほど前に購入した車両だとか。エンジンは数年前にペリフェラルポート仕様にし、吸気系はサイドドラフトのインジェクション。街乗り仕様だからクーラーも付いている。
なんだかすごいポーターキャブが……。エンジンはSA用とおぼしき12Aがベッドにはみ出して載せられていた。
イベント発起人の安東さん。「自分が走れる場所を作りたかった」のも開催の理由だと笑う。走行枠では豪快なドリフトも見せた。
オススメ記事