青森県3つの半島巡り★津軽半島編
懐かしくてもの悲しい 津軽海峡の、歌の古里へ
演歌のヒット曲の舞台としても知られる津軽半島の 竜飛崎を訪ねるならば、日本海側のルートから行くことをオススメしたい。
五所川原方面から北上すれば、のどかな田園地帯を進むことになる。
津軽鉄道の、ローカル線といった雰囲気の駅や町並を味わえる。
曲がりくねった道の続く日本海側ルートに比べ陸奥湾側から北上すると、北海道のような風景に遭遇することも多い。
五所川原市の広大な平野部に広がる田園地帯。
夕立ちが止んで雲が薄くなっていくと、やがて雄大な岩木山が姿を現した。
文豪・太宰治が青森の中学に進学するまで過ごしていた五所川原市金木にある豪邸。
氏の愛用品が数多く展示されている。
広々とした田園地帯の中を行くとどこか古い佇まいの町並が点在する。
やがて静かな漁村を過ぎていけば、立ちはだかる険しい山越えの向こうに岬が・・・
まさに歌に出てきそうな世界が広がる。
山岳ロード『竜泊ライン』
日本海を眺めながら急斜面を登る国道339号の竜泊ライン。
絶壁といえそうな山をぬう道は、タイトなコーナーと急勾配を連続させながら グイグイ登っていく。
わずかなロールを繰り返しながら目まぐるしく風景が変化する迫力に、思わず声がでてしまう。
振り返れば、道が不思議な模様となって大地の中に浮かび上がる。
まさにそれは日本でも一級の山岳ロードといえる。
津軽半島のもうひとつの岬が袰月(ほろづき) 海岸高野崎。
喫茶店・駅舎
無人駅の津軽鉄道芦野公園駅にある喫茶店。
懐かしい鉄道の音と、木々を吹き抜ける優しい風に包まれる。
太宰治の小説に登場することでも知られ、店の裏を津軽鉄道がのどかに行き交っている。
太宰ファンや鉄道ファンには至極のひとときを味わえる店だ。
汽水湖・十三湖
海水と淡水が混じりあう汽水湖・十三湖。
お土産屋さんではシジミラーメンやシジミソフトなど販売。
しかし、少し離れると写真のような静かな風景に‥。
津軽海峡や竜飛崎を一躍有名にしたひとつが石川さゆりの歌う「津軽海峡冬景色」。
竜飛崎にはその歌碑があってボタンを押せば大音量で曲が流れる。
青函トンネル記念館
やがて新幹線も開通予定と言われる青函トンネル。
ケーブルカーを利用して、実際に工事に使われていた作業坑道や地下のトンネルといった現場、 作業道具などを見学できる観光施設。竜飛崎からも近い。
亀乃家
恋愛小説「津軽百年食堂」をキッカケに静かなブームとなっているのが百年食堂巡り。
亀乃家もそのひとつで、名物は4代目・金川和弘さんが作る、 青森県産のホタテを使ったかきあげ入り天中華。
続きまして、
オススメ記事