必見!抑止力を高める自転車盗難対策 10箇条
一般刑法犯の75%が窃盗であり、そのうち約3割を占めているのが”自転車盗”だ。
つまり昨今の日本において、最も多い犯罪がわれわれの愛する自転車と関係しているのだ。
そうしたデータに基づき、本誌は改めて警鐘を鳴らしたい。
あなたのスポーツバイクは確実に狙われている。そのことを肝に銘じ、万全の盗難抑止対策を!
過去5年間の都内における自転車盗難認知件数の推移
驚愕!某ショップではこんな場面でも盗られた!
お店の開店準備作業中にスタッフのクロスバイクをお店の裏に置いていたところ、
スタッフのバイクの代わりに見知らぬクロスバイクが。
窃盗犯が自ら乗ってきたバイクを乗り捨て、スタッフのバイクを奪っていったという。
乗り捨てられたバイクも盗難車だったことから、自転車盗難被害の多発具合がうかがえる事例だ。
営業中のお店の前から堂々と盗まれてしまった。
お店はガラス張りで見通しも悪くはなく、スタッフも定期的に見ていたにもかかわらず、
ロックされていなかったため盗まれてしまったのだ。
最近はレースやイベントなどでも盗難被害が多くなってきている。
プロの窃盗団にかかれば盗めない自転車はないことを心得よう。
自転車駐輪時のロックのポイント10箇条!
その1.防犯登録はユーザの義務!
ネット通販や個人売買で入手した場合は、
自転車防犯登録所の看板を掲げたショップなどで手続きができる。
各都道府県ごとに詳細が異なり、東京都の場合、
有効期限は登録した日の翌年初から10年間、登録料は500円(非課税)だ。
その2.ロックは必ず2つ以上用意すべし!
「ロックを破壊するのに手間と時間がかかりそうだな」と窃盗犯に思わせられれば、
盗難抑止効果は大きく高まる。
そこで推奨するのが、自転車1台につき2つ以上のロックを使用すること。
その3.駐輪場は防犯カメラのある施設をチョイス!
管理人などの人目や防犯カメラがあり、見通しがよくて照明設備が整っていると盗難抑止力が高い施設といえる。
その4.物理的に動かないものとつなげ!
駐めた場所からの移動を困難にすることが、盗難抑止における最大のポイント。
そのためには固定物とつなぐ行為、いわゆる地球ロックが重要となるが、この際によく使われる道路標識やガードレールは公共物であり、厳密には法的にNGである。また、建造物の柱なども、そこが私有地であれば撤去対象となる可能性大。道交法や自治体が定める駐車禁止場所でないこと、さらにクルマや歩行者の通 行を妨げない場所を選ぶことが最低限必要だ。
その5.ロックはできるだけ宙に浮かせる
重くて頑丈なロックほど、フレームやホイールに負担がかからないよう地面に近い場所で施錠したくなる。だが、切断や破壊に使われるツールは、その力が大きいものほど接地しているほうが作業しやすい傾向にある。
また、うずくまって破壊工作をすることになるので見つかりにくく、その点でも窃盗犯に有利なのだ。よってできるだけ高い位置、せめてハブ軸よりも上にロックがあると、作業していることがバレやすくなるのでお勧めだ。
その6.人目はあるに越したことはない
まずは自分の目の届く範囲、それが難しいなら、
せめて人目が多くて歩行者の通行を妨げない場所に駐めるのがベターだろう。
その7.放置自転車と誤認されぬように注意を。
放置自転車とは”駐輪場以外の公共の場所にあり、持ち主が離れていて直ちに移動できない状態の自転車”と定義されている。自治体では警告札などを付けたのち、一定期間を過ぎてもそのままであれば、条例施行規則に基づきロックを破壊して撤去する。
こうしたことが日常的に行なわれているエリアでは、たとえ窃盗犯がロックを壊していてもなんら不自然ではない。それに、そもそもそういった場所に駐輪するのはマナー的にもNGといえる。
その8.短時間なら携行しやすいサイズを。
コンビニで補給食を買う、あるいはファーストフードで食事をする程度の比較的短時間であっても、盗まれるケースはゼロではない。 ゆえに、ロックは必須なのだが、こういうときは大抵トレーニング中なので、携行品は極力減らしたいもの。
そこでお勧めしたいのが、コンパクトなロックを2個以上用意するパターンだ。
これなら、ジャージのポケットや小さめのサドルバッグにも収納できるし、軽量なので走りの妨げにもなりにくい。
その9.駐輪時間の長短で強度を選ぼう
決まった時間、同じ場所に置き続けると、使われているロックを破壊するためのツールを、 窃盗犯に準備する時間を与えることになるので、本来であれば避けたいもの。
それでもそこに駐めなければならない場合は、できるだけ強度の高い頑丈なロックを使おう。
このときに注意したいのは、頑丈で重いがゆえに施錠が面倒になること。
今日は短時間だからロックをしなくてもいいか、などという気のゆるみを、窃盗犯は確実に狙ってくるのだ。
その10.自宅では室内での保管が鉄則
シティサイクル、いわゆるママチャリは屋外に駐輪するのが当たり前だが、
スポーツバイクは雨ざらしによるトラブルを避ける意味でも、室内で保管すべき乗り物なのだ。
理解のない家族に反対されるケースも多いようだが、そこは説得するしかない。
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