淡墨桜で名高い、うすずみ桜の里ねお

クルマのすぐそばに満開のサクラ

 

淡墨桜とは淡墨公園内にあるサクラのことで、樹齢1500年以上のエドヒガンの古木。国の天然記念物に指定されている。

ツボミのときは薄いピンク色で、満開に咲くと白、散りぎわには特徴的な淡い墨色になるという。ちなみに淡墨と書いて「うすずみ」と読む。

福島県三春町「三春滝桜」、山梨県北杜市「神代桜」と並んで、日本三大桜のひとつにも数えられていて、その樹高は17・3m、幹回りは9.4m、見事なサクラである。

園内には淡墨桜にまつわる資料を展示したさくら資料館もあり、とくに開花の時期になると公園には多くの観光客が訪れる。

うすずみ桜の里ねおは、この淡墨公園から川沿いの道を5㎞行ったところにある。

道の駅の名称は淡墨桜にちなんで名付けられ、そして名前のとおりに周辺には至る所にサクラが植えられている。

 

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山に囲まれていて、施設の周辺に散策路があってウオーキングが楽しめる。約2㎞のお手軽コースは近くの清流・根尾川沿いに歩くルート。健脚コースは約4㎞で、能郷白山を遠くに眺められるビューポイントを含むルート。セラピーロードと名付けられた道もあって、森林浴効果によってリラックスできる。

散策路の途中には18ホールある天然芝のパターゴルフ場もあって、申し込みは温泉施設のフロントで受け付け。大人500円(土日休日800円)でプレーできる。

道の駅に併設している日帰り温泉施設・うすずみ温泉 四季彩館は、露天風呂やサウナなどを備えた温泉である。

気になる泉質は、塩化物泉で、ナトリウムイオンと塩素イオンの含有量が多く、海水を2.5〜3倍に薄めたものと似ていることから、太古の伊勢湾の海水が元になっているといわれている。

皮膚の余分な角質を落としてくれる弱アルカリ性で、湯上がりにはサッパリ感が感じられる。

浴槽がサクラの花びらをかたどった桜乃湯をはじめとして、五右衛門風呂、弥次喜多乃湯、淡墨乃湯など変わり種の浴槽が多くて楽しい。

また温泉のあとに、食事を楽しめるプランも用意される。入浴券と食事がセットになってお得。個室でゆったりと食事ができる。

ちょうどサクラの季節に訪れた道の駅だが、駐車場のすぐ近くにまでサクラが迫っていて、満開のサクラを堪能。道の駅を拠点にして淡墨桜公園まで足を伸ばしてもいいだろう。

 

道の駅には物産館のほか、うすずみ温泉 四季彩館、うずずみ温泉ホテル四季彩館、ふるさと体験工房などの施設が併設される。淡墨桜や根尾谷断層などを訪れる際の拠点として便利な道の駅。地元産の新鮮な農産物や加工食品、お土産品などを販売しています。

 

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農産物や加工食品などのお土産を販売する。特産品の「淡墨とうふ」は本にがりを使い、ほんのりした甘さのある豆腐に仕上がった。


うすずみ桜の里ねお

 

 

うすずみ温泉四季彩館

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岐阜県本巣市のうすずみ温泉は、根尾の山々を望み、豊かな自然を堪能できる静寂の宿。貸切温泉もあります。

「うすずみ温泉 四季彩館」は道の駅の物産館から園内の道を挟んだ向かいにある。ホテルも目の前。施設を取り囲むようにして散策道があって、自然の中を散歩できる。天然芝のパターゴルフは温泉フロントで受け付ける。

 

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大きな釜から溢れるようにしてお湯が流れ出ている淡墨乃湯は、周辺の山々の景色を一望できる露天風呂だ。


 

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浴槽がサクラの花びらの形になっている桜乃湯。ピンク色のお湯で、サクラの気分(!?)が味わえる。

五右衛門風呂は釜の下から泡が勢いよく湧き上がって血行を促進。身体を芯から温める効果あり。

うすずみ温泉四季彩館

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