1ボックスカーの元祖「ハイエース」〜オーナーレポート編 その2〜
2代目 ワゴンスーパーカスタムリビングサルーン6(昭和56年式)
充実装備、高級さも備わった350台の限定モデル
「幼少時に見た同型のハイエースにクラウンに通じる〝高級感〞を感じたんです」というオーナー様。br/> 確かにハイエースは現行モデルもワゴンなら267万2509円~と安いモデルではない。
また、高級ミニバンであるアルファード・ヴェ ルファイアも型式にハイエースと同じ
Hの文字が刻まれ、ルーツとしてはハイエースから始まったといっても過言ではない。
時が流れてもハイエースへ のあこがれは続き、100系を 新車で購入。
その後、旧車ショップ「バラクーダ」で入庫したこの2代目を見て、
これを逃したら一生乗る機会がないかも、一度は乗ってみたいと思い、
あこがれのモデルを手にする。
とはいえ、新車で 購入した100系も手放すことができず、現在は2台生活を送っている。
バンパーアンダーガードにフォグランプ。ボディサイドのストライプなど限定車ならでは。
ワゴンはバンと異なりビニールレザーではなくファブリックを採用する。
シルバーのセンターパネルや3本ステアリングホイールなどで高級感あるインパネ
後期モデルから現行ミニバンでは定番の対面式シートも登場。
レジャービークルらしさが加わった。
3代目 ワゴンスーパーカスタムリミテッド (昭和61年式)
豪華な内装や装備も充実で家族旅行に最適
バブル期に販売されていたこともあり、 豪華でちょい悪なスタイルが人気だった50系。
最新鋭 だったデジタルメーターは壊れてしまいアナログメーターを取り付けるなど
苦労も多いが、家族旅行の大事な相棒となっている。
ワゴンは縦角型4灯が大きな特徴。堂々とした存在感や高級路線はアル/ヴ ェルの元祖
当時のオプションだったテレビ、カラオケ、電動カーテン、ホット&アイスボックスも装着。
3代目 ワゴンスーパーカスタム(平成元年式)
気を遣わずに普通に 乗れるのが気に入ってます
昔から後期型のスタイルが格好よく、すごく好きだったので購入。
外装は極力イジらず、黒で塗装されたスチールホイールと若干のローダウンで絶妙なフォルムに。
オーナー様曰く、
「旧車だけどメンテナンスなどにそ んなに手がかかることなく楽しめ、気軽に乗れる」
これこそ50系の魅力だそうだ。
懐かしさこみ上げるナカミチのカセットデッキを装着。
グローブボックスのカセットホルダーが渋い。
フルフラットシート展開が可能なので仮眠に最適。
シートファブリックも肌触りがいい。
3代目 ワゴンスーパーカスタム(昭和61年式)
シンプルかつさりげなく カスタムして自分好みに
バンの顔を移植し、 グリルをブラックアウトすることで引き締まった顔つきに変身。
オールドクラウンをはじめ、国産1ボックス車などを販売する
〝タイニー・ユナイテッド〞にて失恋を機に購入されたオーナー様。
元はワンオーナー車で、病院の送迎に 使われていた車両を自分流にカスタム。
ワゴンにバンの顔を移植したり、内装色のブルーに合うシートカバーにするなど
旧車ライフを満喫している。
MOONEYESのスピードマスターで17インチにアップ。
タコメーターも後付け
3代目 ワゴンスーパーカスタム4WD (昭和62年式)
意外と珍しい4WDは普段使いに重宝する
現在3オーナー目ながらもボディはコンディション抜群。使い勝手もいい。
日ごろ使える4WDがないかと初代カリブなどの出物を物色していたところに、
ハイエースクラシックスの仲間が手放すと聞きつけ購入。
イベントはもちろん、インターネットなどでもなかなか見ることのない
ワゴンの4WDはなかなかの稀少車。
4WDでマニュアル車というのも稀少。
シートも含め28年経過したクルマとは思えない程度のよさだ。
3代目 ワゴンスーパーロングロイヤルカスタム ハイルーフ(平成元年式)
17年間ノントラブル!料理屋の送迎バスとして現役で活躍中
ハイルーフのため室内の開放感は抜群。タクシーではなく送迎車としてお客さんを運ぶ。
以前は同型のロングデラックスに乗っていて、100系のグランドキャビンを探していたときに
偶然この車両を見つけ、運命の出会いと思い購入。
当時は8年落ちで走行距離も2.5万km。
以後、17年間トラブルはゼロ。パワーはないけど燃費はよくて、オーナー様の営む料理屋の送迎バスとして活躍中だ。
51ハイエースの純正ホイールを装着。
ネットオークションで購入したボロボロのものを必死に磨き上げた。
3代目 ワゴンスーパーカスタム (昭和62年式)
子供といっしょに出かけられる 頼れるオールドハイエース
ダットサン用のアンダースポイラーをはじめ、クラウンの飾りホイールがアクセント
「子供を連れて楽しめる旧車が欲しくてこのハイエースにしました」というオーナー様。
一度だけ高速道路でエンジンが止まり、レッカーのお世話になったが、それ以外は快適だとか。
購入後はローダウンやオールペンのほか、内装もボディに合わせた色でDIY塗装するなど自分らしさを注入している。
シートカバーやレザー部分の内張もDIY。
また、サイド出しのマフラーはワンオフで製作。
3代目 ワゴンロンググランドタクシー(昭和63年式)
グランドタクシーは千葉の知り合いから解体屋にあると聞きつけ、見に行って即買い。
当時はバニングベースにしようとも考えたものの、元官公庁で使用されていただけにそのきれいさに惚れ思いとどまることに。
今はファミリカーとしてドライブを楽しんでいるそうだ。
ロングハイルーフでドライブも快適。ホイールは欧州で定番のロナールを米国から輸入
シートの座り心地も快適で旧車イベントや家族とのドライブはもちろん、
友達を大勢乗せて走るのも楽しいだとか。
ただし、ボディサイドに収まるバッテリーは通常の倍近い大きさなのでお財布には厳しいそうだ。
3代目 ワゴンリビングサルーンEX(昭和63年式)
リビングサルーンのほうは思い入れのある一台。
高校生の時から5年近く探していて、21歳のときに見つけて即決。
3.11の地震により避難することになったが、
どうしてもあきらめきれず地元に取りに戻るほど気に入っているそうだ。
当時ものの部品を使いながら、いまでも純正風味を残しつつ自分らしさを出すようカスタム。
気づいたら10台以上のハイエースを持つまでに至った。
純正オプションのバイザーや社外のフロントスポイラー&5本スポークアルミで精悍。
サン&ムーンルーフで開放感が高い。
フロントからサードシートまで倒してベッド展開ポークアルミで精悍も可能。思い出の1台だけにいずれはフルレストアを行なう予定だ。
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