福江島120%満喫旅
沖縄を含め、船でしか行けない道の駅がいくつかあり、その1つが長崎県の福江島にある。長崎港からフェリーで4時間、五島列島のひとつ福江島を訪ね、島の魅力を存分に楽しむ旅へ出かける。
福江島へ
長崎港を12時25分に出港する九州商船のフェリー「万葉」で福江島を目指す。クルマを載せる場合は出港の30分前までに車検証を持って窓口へ。事前に予約していこう。福江島までは約4時間。港のターミナルビルには島の名産品を扱う土産物店が並び、さっそく旅への期待が高まる。
道の駅「遣唐使ふるさと館」に到着
港からクルマで約30分。2006年に長崎県の離島として初めて登録された道の駅「遣唐使ふるさと館」に到着した。遣唐使船が日本最後の寄港地として寄った柏崎に近く、使節団の長旅をアニメーションで紹介するシアターや物産販売コーナーがあり、島の歴史や文化を手っ取り早く知るにはもってこいの場所だ。
日本有数の美しい渚へ
福江島は食べ物もいいが景色もすばらしい。島内に多数の見所が存在するが、道の駅周辺の三井楽が特に人気の高いエリア。道の駅からクルマで10分ほど走ったところには、その渚の美しさで知られる高浜海水浴場がある。白い砂とエメラルドグリーンの海に彩られた海岸は、日本の渚百選にも選ばれている。また、海岸沿いは夕日の名所としても有名だ。
島の歴史と文化にふれる
五島列島には50もの教会があり、福江島にも教会やキリスト教関連の施設がたくさんある。観光スポットになっているが、あくまでも教会なのでマナーを守って見学しよう。 五島に古くから伝わる「バラモン凧」が作れる体験も人気がある。下絵に色を塗り、切り抜いて張り付けたら、厄除け効果もあるというバラモン凧のできあがりだ。
もちろん、美味も堪能!
福江島のうまいもの、といえばやっぱり海産物。地魚刺身の盛り合わせをはじめ、タイのあら煮、キビナゴのフライなど。マサバを独自のうま酢で浅漬けにしたサバずし「鬼鯖鮨」は島の名産品としてお土産にも好評だそう。
道の駅の目の前にある五島列島酒造の「五島麦」もぜひ試してほしい。島の原材料のみを使った焼酎は、年間約10万本の生産のうち6割が島内で消費されるため、ほかの土地にはあまり出回らないという幻の酒だ。
道の駅があったからこそ訪れることになった島。ぐるっと一回りしたが、まだまだ全部を見てはいないし、食べ切れていない。次回はスケジュールを長めにとってゆっくりと見て回りたい。ビーチを楽しむなら、やっぱり夏がいいだろう。
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