【岡山へ自遊旅】 前編『お腰につけたきびだんごの味や、いかに』
おとぎ話・桃太郎ゆかりの地として知られ、かつては吉備国と呼ばれた岡山県。
サル、キジ、イヌを従え鬼ヶ島へと向かった桃太郎。
たかが“だんご”に命をかえりみず、ともすることを決めたその味とは…いかばかりのものだったのか?
「岡山の観光名所は?」という問いに、十中八九戻ってくる答えが倉敷の「美観地区」だ。
かつて倉敷は江戸幕府直間轄の「天領」で、美観地区の中心を流れる倉敷川は
潮の干満を利用して多くの船が行き交い、一帯は物資輸送の集積地として栄えた。
美観地区
江戸から昭和初期に建てられ建造物が当時のままの姿で保存されている。
車両の乗り入れを規制している場所が多いので、レンタサイクルでの散策がオススメだ。
美観地区中心を流れる倉敷川沿いの柳並木は風情があり、機会があれば川船に乗って、白壁の街を低い目線から眺めてみたい。
国の重要文化財や美術館も点在していて見どころ満載。
このエリアを巡るだけで1日過ごせそう。
夜間はライトアップされ、町全体が幻想的な雰囲気に包まれる。
岡山といえばきびだんご。
美観地区にある「おざきや」のは、
貴重な本キビがふんだんに 使われ、弾力のあるだんごが食べごたえ十分だ。
プレミアムワインの産地へ
美観地区を満喫した後は、岡山名物のマスカット農園で収穫される、最高級のマスカットを使ったプレミアムワインのある船穂町へ向かう。
土産のワインの購入にいかがだろうか?
ふなおワイナリー
「旬を過ぎてもマスカット・オブ・アレキサンドリアの風味や芳香をたん能してもらいたい」 という生産者の思いが詰まったプレミアムワイン。
フレッシュでスッキリとしたのどごしがクセになる。
お酒の苦手な人は倉敷市内産ピオーネぶどう100%のストレート果汁がオススメだ。
瀬戸大橋
昭和53年に着工し、9年半の歳月と総工費1兆1300億円を投じて造られた瀬戸大橋の開通は昭和63年。
それから26年、四国と本州を結ぶ大動脈に成長している。
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