理想のキャンピングカーに出会うためのチェックポイント

キャンピングカーのオーナーに話を聞くと「理想のキャンピングカーは2台目、3台目で出会う」といった意見が多い。最初は満足していても、ライフスタイルの変化で今のクルマが理想と離れてしまうことも。自分のライフスタイルに合った理想のクルマを選ぶためのポイントをご紹介。

Point1/使用人数を満たしているか

 

キャンピングカーの就寝人数は、あくまで目安の数値。テントの就寝人数同様、定員ギリギリよりも余裕があるほうが望ましい。家族がしっかり寝られるスペースがあるかどうか、現車を見て確認しよう。ペット連れの人は、ケージが安定して置けるスペースがあるか、ペットの居場所が確保できるかをチェック。

 

Point2/オートキャンプか車中泊か

泊まる場所がどこなのかで、モデル選びは大きく変わる。車中泊がメインなら駐車場に止めやすいモデルを。どのジャンルにも走りのいいモデルはあるので、キャブコンかバンコンか、という選び方ではなく、まずは広い目で見たい。オートキャンプ場中心であればトレーラーのパフォーマンスの高さは魅力。普段使いも考えているなら、全長5m以下、高さ2.1m以下のモデルがオススメ。

 

Point3/ガソリン車かディーゼル車か

ハイエースやキャラバン、カムロードなどのキャンピングカーのベースになるクルマは、ガソリン車とディーゼル車の選択肢が広い。現在はガソリン車の人気が高い。これには、近年の不明瞭なディーゼル規制から生じる問題が関係しているほか、車両価格が高いのも理由のひとつ。しかしながらハードな架装をした重いモデルではディーゼルのトルクは魅力。試乗できるディーラーもあるので、機会があればぜひ乗り比べてほしい。

 

Point4/2WDか4WDか

雪道を走る機会が多い人は迷わず4WDを選ぼう。ただし、2WDと4WDでは大きな価格差があり、たとえばハイエースベースであれば約30万円。カムロードベースの2WDガソリンと4WDディーゼルでは約90万円もの差になる。雪道走行の頻度と予算に応じた選び方をしよう。

 

Point5/その装備品はホントに使うか

何台も乗り継げば欲しい装備が見えてくるが、最初のうちはわからない。確かにサイドオーニングや発電機はキャンプ場では抜群に便利だが、道の駅では使えない。必要になったら後付けするくらいの考え方でいよう。むしろ、ナビやバックモニターカメラ、ETCなど、クルマとして便利になる装備を付けてくことがオススメ。


 

Point6/新車か中古車か

一口に中古車といってもピンからキリまで。10数年落ちもあれば、展示車落ちの新車同然の車両もある。基本的に展示車両落ちは「買い」。オプション装置率が高く、かなりお得感がある。ちなみに、トレーラーを購入する人は、最初に中古を探すことが多い。エンジンやミッションといった故障しやすい部分がないためだが、その分中古価格も高めになっている。

 

Point7/予算に合っているのか

キャンピングカーはマイホームの次に高い買い物といっても過言ではない。無理せず、即金で買える範囲内のモデルがベター。小さな子どもがいる家庭ではタイミングが重要ともいえる。その場合はローンもありだが、不要なオプションは削るなどのコスト感覚も大事。お金に余裕ができたら装備を後付けしてもよい。

とにもかくにも、自分なりのキャンパーライフを見つめることが肝心。「自分の要望はコレコレである」とディーラーにキチンと伝え、旅のベストパートナーに出会いたい。

 

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