1ボックスカーの元祖「ハイエース」〜歴史編〜
今では当たり前の存在になっている1ボックスカー。
その火付け役となったのが初代ハイエースの誕生によるものだったということを
知っている人は少ないのではないか。
約48年の歴史を持つ、日本の1ボックスを代表するハイエースの歴史を振り返りつつ、
「お台場旧車天国2015」に参加したオールドハイエースクラブのオーナーたちに その魅力を聞いてみた。
毎年11月開催(2016年は11月20日開催予定)
低床・フルキャブオーバータイプの“新時代の商用車”として 1967年にデビューしたハイエース
初代より、型式にHという文字が刻まれるハイエースは、
現行のH200系でなんと5代目だ。
簡単にハイエースの歴史をまとめておこう。
初代 H10系 1967〜1977年
革新的なパッケージングて一気にベストセラー車に
衝撃的だったのはそのスタイリング。
商業的要素の強いモデルにもかかわらず、
ビルトインフレーム式セミモノコックボディを採用していた。
ハイエースワゴンデラックス9人乗り(FR・4速MT)
主要諸元
【 寸 法 mm・重 量 kg 】
全 長×全 幅×全 高:4310×1690×1880
ホイール ベース:2350
車 両 重 量:1265
【エンジン・性 能 】
種 類:直4OHV
総排気量:1490cc 最高出力:70ps / 5000rpm※
最大トルク: 11.5kgm / 2600rpm※ 乗車定員:9人 ※グロス値
2代目 H20~40系 1977〜1982年
モダンに一新 ワゴンタイプが充実した
安全はもちろん快適面でも進化を遂げていく。
働くクルマとしてはもちろん、レクリエーショナルビークルとしての
キャラクターも併せ持っていた。
フロントフェイスが当時の0系新幹線に似ていたため、
「新幹線ハイエース」という愛称で今も親しまれている。
ハイエースワゴン9人乗りカスタム(FR・4速MT)
主要諸元
【 寸 法 mm・重 量 kg 】
全 長×全 幅×全 高:4340×1690×1910
ホイール ベース:2340 車両重量:1380
【エンジン・性能】種類:直4OHC
総排気量:1968cc 最高出力:100ps / 5500rpm※
最大トルク: 15.5kgm / 3600rpm※ 乗車定員:9人
3代目 H50系 1982 〜1989年
RVブームに乗って 最高級ワゴンに進化 ハイエースワゴン8人乗りスーパーカスタム
時代がバブル期へと突入することもあり、シートをはじめ
現行モデルにはない豪華sを兼ね備えた。
“高級な1ボックス”というキャラクターができた。
サン&ムーンルーフ付き(FR・4速AT)
主要諸元
【 寸 法 mm・重 量 kg 】
全 長×全 幅×全 高:4495×1690×1960
ホイール ベース:2295 車 両 重 量:1600
【エンジン・性 能 】 種 類:直4OHV 総排気量:1998cc
最高出力:105ps / 5200rpm※ 最大トルク: 17.0kgm / 3000rpm※
乗車定員:8人
4代目 H100系 1989 〜2004年
最先端の新機構を採用した 最上級1ボックス
ハイエースワゴンスーパーカスタムリミテッド(FR・4速AT)
主要諸元
【寸法mm・重量kg】
全長×全幅×全高:4615×1690×1980
ホイール ベース:2330 車両重量:1810
【エンジン・性能】種類:直4OHC 総排気量:2438cc
最高出力:120ps / 4800rpm 最大トルク: 20.2kgm / 2600rpm 乗車定員:7人
5代目 H200系 2004年〜現在
遊びのベース車として 不動の地位を築く
ハイエースバン スーパー GLロング標準幅標準ルーフ(FR・6速AT)
主要諸元
【 寸 法 mm・重 量 kg 】
全 長×全 幅×全 高:4695×1695×1980
ホイール ベース:2570 車両重量:1770
【エンジン・性能】種類:直4DOHC 総排気量:1998cc
最高出力:100kW(136ps)/ 5600rpm
最大トルク:182Nm(18.6kgm)/ 4000rpm 乗車定員:5人
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