一度は走ってみたいあの道、この道 南東北絶景ロード ベスト20 PART④

雄大な自然を横目に、澄んだ空気の中を愛車で駆け抜ける…都会では味わえない「楽しさ」が、そこにはあります。南東北絶景ロードベスト20も今回で最終回!5本の風光明媚な名道をご紹介します。首都圏では気づけなかった、ドライブの本当の楽しさを味わうことができるかも?

絶景ロード16 桧原湖畔道路(福島県北塩原市)

四季折々の風景を楽しみながら、のんびり湖畔を走る

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県道2号、64号を走りつないで桧原湖の北側をぐるっと一回りする約20kmのルート。ほとんどの区間は湖畔沿いに走行でき、とくに西側に入れば交通量も減るので、のんびりレイクサイドドライブを楽しむことができる。このあたりの道は、かつて会津と米沢を結んだ重要な交易路の一部でもあり、會津米澤街道桧原歴史館を訪ねれば、その歴史にも触れることができる。


絶景ロード17 土湯バイパス(福島県土湯温泉〜猪苗代町)

もはや国道レベルではない爽快さと、眺望のすばらしさ

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福島西ICから土湯トンネルを抜けて会津方面に抜ける国道115号も観光有料道路に劣らぬ快適さと爽快さがある。西吾妻山や安達太良山などを眺めて走り、国道459号と合流する「道の駅つちゆ」付近は眺望も見事。春から秋にかけての早朝には、福島盆地を埋め尽くす壮大な雲海と出会うチャンスも多い。国道115号のバイパスは旧道峠を走らずトンネルで裏磐梯方面に抜けることができるので、中通り〜会津エリア間の移動路としても利用価値が大きい。


絶景ロード18 六十里越(福島県只見町〜新潟県魚沼市)

六里の道を六十里と称した奥会津の険路

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奥会津の山深さを存分に味わえるのが国道252号・六十里越。なかでも田子倉ダムから新潟との県境に位置する六十里越トンネルまでの区間は、田子倉湖畔に沿って急峻な斜面にへばりつくように進んでゆく。昔の旅人が六里(約24km)の峠越えを六十里と称した苦労が実感できるはずだ。夏でも残雪がたっぷり残る峠周辺の風景もすごいが、南会津町方面へ下る際ののどかな田園風景もいい。


絶景ロード19 甲子道路(福島県西郷村〜下郷村)

東北道の白河ICから一気に奥会津へ

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東北道の白河ICと国道121号・会津西街道をダイレクトにつなぐ国道289号も実に気持ちのいい道だ。甲子山(標高1549m)の中腹を貫く全長4345m、東北地方最長の国道トンネルで一気に抜けると、目の前には奥会津ならではの美しい田園風景が広がる。東北方面から駒止湿原などをめざすなら、このルートがお勧め。かつては秘湯と呼ばれた甲子温泉へも、この道路の開通によって簡単にアクセスできるようになっている。


絶景ロード20 湯ノ岳パノラマライン(福島県いわき市)

太平洋まで一望のすばらしい眺めが広がる

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福島県の浜通り地方では、湯ノ岳パノラマラインという愛称を持つ県道371号がお勧め。ルート入口は常磐道・いわき湯本ICのすぐ近く。気持ちのいいワインディングを登りつめた先には展望台があり、いわき市街から太平洋の大海原、さらには阿武隈高地の山なみも一望することができる。ここから二ツ箭山までは小1時間の道のり。小名浜の漁港や水族館もそう遠くないので、トレッキングの前後にちょっと寄り道してみるといいだろう。


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