【富山県】60歳で始めた氷見昭和館

趣味人よどこへ行く!? 定年後の第2人生論

定年退職、リタイア、隠居・・・
言い方はさまざまあるが、誰しも歳を取り、現役を退くときが来る。
そのあとどんな趣味人生を送ればいいのか?
60歳で定年した直後に昭和館を始めた方がいる。

 


 

 

若い昭和館

いま、全国各地に大小の「昭和館」がある。
昭和時代にまつわる家電品、衣料品、雑誌、玩具、クルマ・バイクなどを展示する施設だ。
こちら氷見昭和館は各地にある昭和館のなかでも、
設立時期の遅い、つまり若い施設なのである(’11年にスタート)。

 


 

定年と同時に始めた氷見昭和館。昭和館としては中規模だが、さまざまな工夫がこらしてある。
壁面に張ってあるのは退職前に集めたホーロー看板の一部だそうだ。


氷見昭和館

 

昭和館の作り方

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路地裏商店街の再現が昭和館の定番。 通路を狭く薄暗くすることで来場者は実際より広く奥行きある空間だと錯覚する。
この場合、天井が高いことも基本条件であり、
商店街の店は軒先の上の部分まで作っておくとより空間の広がりが高まる。
先っちょだけ張り出した軒も決まりもの。
建具などは新規に組んだ物だが、瓦屋根などは道路計画で取り壊しになった古民家から譲り受けた。

 

 

ここに住んでます!

昭和30年代の日 本の住居を再現した部屋。じつはこちらに家主の住居も兼ねている。

 


 

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吹き抜けを見上げたところにある中2階にも隠し部屋があるという。
まさに趣味と実益の両立といえよう。

 

この昭和館は文具が充実している。
奥の手回し計算機になるとかなり古い時代だが、専用棚に並んだシャープペンシルとその替え芯はそれらが高級品だった時代を物語る。

 


 

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これもなくてはならない煙草屋。
現物の入手が難しくなっているが、タイル壁などは似たもので作ることも可能だろう。
むしろ入手が難しいのは、未開封のタバコ。
個人的に懐かしいのはアレックス(上段、ケントの隣の黒い箱)。

 

中2階に上がる細い階段。
観光客が多いと狭い階段がいっぱいになるので、ころあいを見て登るのがいい。

 

 

自慢の品々

中2階は電気店、カメラ屋などが入る。
こうして見るとかなりのコレクション品をストックしていなければ「昭和館」は始められないということがわかる。

 


 

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こちらは1階。
実動品のジュークボックスの隣は C65スーパーカブ。
乗り物は他にスバル360、ラビットハイスーパー、それに実用自転車など。
あんまりマニアックなクルマやバイクを置いても観光客にはさほど受けない。
こうした定番でキッチリポイントを押さえておくのがいいのだろう。
三船敏郎+サッポロ黒ラベルは中高年に大好評。

 


 

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「チャームボール」(手込めのパチンコのようなゲーム)。
こうした遊具は古い旅館が廃業するときに出る。

 


 

こういうモノも捨てずに取っておこう。いつか必ず価値が出る。

 


 

150枚集めたホーロー看板のなかでも自慢の1点はこのカルピス。
人種差別問題で’90年に使用取りやめとなり現品は希少。
「ビタミン飲料」と入るタイプもある。

 


 

漫画誌や学年誌の付録は貴重で高値が付く。
これは『中一時代』の付録でアイドル名鑑の表紙はかの天地真理ちゃん。

 


 

このコロナは貰い物だという。
地味なマイナーな モデルなので、白黒ツートーンに塗って赤灯を付けたという、
よく見るとホイールキャップが付いていたりとオリジナル度は高い。

 


 

「50代前半くらいの人に受けるのがコレですよ」
なるほどマジソンバッグだ。
あれだけ学園に氾濫したこのバッグも今やコレクターズアイテム。
40代にはゲームウォッチなども人気とか。

 


 

 

目玉はコレ!

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77-11-DSC_3021自作のライトバスを手にするプラモデル作者の浦田さん。

 


 

観光バスから降りてきた、“きみまろ”とかが大好きそうな中高年グループ。
意外や皆さんがジッと見入り「懐かしい」と嘆息していたのがクルマのプラモデル展示。
その様子を背後で見守るのが作者の浦田さん。

 


 

なぜこのプラモが受けるのか。
それはマイナー車が多いからだ。
マニア受けもいいのだが、マニアではないオバちゃんなんかも
「このレオーネ、ウチでも乗ってたワ」なんて共感できるのである。

 


 

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作り込み、ディテールアップもしっかりしている。
たとえばこのラムダ、モーターライズなのでシャシー裏のディテールは平板だった。
そこで浦田さんがサス、プロペラシャフト、エキパイなどを作り込んでいる。

 

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目を見張るフルスクラッチの自作モデル。
既存キットには存在しないモデルを手作りしているのだ。
白い小型車はプリンスが国民車構想を受けて試作した小型車、CPSK。

 

昭和30年代の氷見駅周辺の住宅地を再現したジオラマ。
当時の記録写真を参考に一軒一軒、作って並べた。

 

 


 

尊敬する人物=針すなお

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氷見昭和館の主である蔵田さん。
同館では得意の似顔絵も描いている。
ぜひ体験してみよう。

 

蔵田さんがコレクションを始めたのは52歳のとき。
市役所にずっと勤めており、あることがきっかけで副業ができるようになったという。
それを原資にして、ホーロー看板や昭和の小物を集めるようになったという。

 


 

 

市役所勤めの公務員が副業!?

どんな仕事をしていたのか?
この先が知りたい方はぜひともこちらの雑誌を読んでみて欲しい。

 

雑誌「オールドタイマー」に、この答えが掲載されているぞ!要チェック!

Old-timer(オールドタイマー)137号

 

 

氷見昭和館

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