ニッポンの島旅【長崎県】対馬・壱岐島編
国境の海に浮かぶ自然あふれる島 対馬
日本有数の海岸美、浅茅湾
烏帽子岳展望所から見た浅茅湾。
切り立った山々が作る複雑な海岸線と無数に浮かぶ島々は、対馬を代表する景色。
日本有数のリアス式海岸。
湾内は波穏やかで、真珠の養殖もされている。
リアス式海岸の浅茅湾の海は穏やかで、シーカヤック初心者にも最適だ。
海からしか入れない入り江や小さな島々が冒険心をくすぐる。
ツシマヤマネコは対馬にだけ生息する野生のネコ。
推定生息数は80~110頭。
国の天然記念物で対馬野生生物保護センターで公開中。
金田城跡
白村江の海戦(663年)に敗れた中大兄皇子が、国防の最前線として築いた金田城(かなたのき)の城跡。
国指定の特別史跡。
この城の近くには、日露戦争前に城山砲台が建設された。
防人が築いた古代要塞 金田城トレッキング
姫神山砲台/豊砲台
国防の最前線となる国境の島だけに、対馬全体には砲台跡が31ヵ所もある。クルマで簡単に行けるところから、荒れ放題、立ち入り禁止のところもある。
悪路を進むようなところにある砲台跡に行くなら、ガイドを頼む方が良いだろう。
島の北端、韓国をイメージして作られた韓国展望所。気候条件がよければ、ここから韓国・釜山市の夜景も望める。
手前の明るいところは海栗(うに)島。
対馬から韓国へは高速船が運航している。
和多都美神社
海の女神・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祭神とする海宮。
本殿前の5つの鳥居のうち、2つは海中にある。
島グルメ
対馬の郷土料理を紹介しよう。
「いりやき」という。
地鶏や椎茸などの野菜と旬の魚の鍋物。
魚の種類によって味が微妙に変わる。
「ろくべい」
サツマイモを原料とした、うどん状の短い弾力のある麺。
地鶏や魚でだしを取ったすまし汁をかけて食べる。
「石焼」
魚や野菜を焼けた石で調理する漁師の浜料理だ。
キャンプ場もある!
岬の地形を生かした総合レジャー施設。
オートキャンプ場のほかに、ふれあい牧場やカヌーボート乗り場、パットゴルフなど遊びどころ満載。
対州馬(たいしゅうば)は、日本在来種の一種。
力が強く、穏やかな性格で農家などで働いていた。
あそうベイパークで見学できる。
フェリー情報
対馬は長崎県の島だが、フェリーが出るのは福岡県の博多港から。
博多から対馬北部の比田勝港に行く直行便もあるが、ほとんどが壱岐経由で対馬の厳原港に入る便で、約2時間10分の船旅になる。
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