クルマで巡る熊野・伊勢志摩~本州最南端の地 串本編~

紀伊半島を旅するなら、クルマで巡ることをオススメしたい。
電車やバスなどの公共機関は運行本数が少ない路線もあり、また移動に時間もかかる。
クルマで出かけて、自分のペースで旅を楽しみたい。

吉野熊野国立公園の海岸部に属し、本州最南端の潮岬や、その東に「くしもと大橋」で結ばれた紀伊大島がある。
険しい海岸と美しい海で知られ、黒潮の恩恵を受けた豊かな海産物が捕れる。

 

橋杭岩

35-1

海水の浸食によって硬い岩の部分だけがその場に残り、まるで橋の“くい”のように一列に並んでいるため、その名が付けられた奇岩群。
約850mにわたって大小の岩が並ぶ、串本を代表する景勝地だ。

日の出の名称としても知られ、岩の間から昇る朝日と熊野灘が織りなす光景を一目見ようと多くの人が訪れる。
ここで初日の出を見る人も増えているという。

橋杭岩についてはこちらより

 

潮岬

35-7

本州最南端に位置する潮岬。
望楼の芝と呼ばれる芝生が広がり、本州最南端を示す石碑がある。

35-635-8

海を臨む潮岬観光タワーでは「鯨ハム」などの特産品を購入できる。

潮岬観光タワー内のレストランでは、近畿大学が完全養殖に成功した「近大マグロ」を使った「近大本マグロ丼」が味わえる。

 

黒潮の流れる豊かな自然とトルコとのつながり

35-5

トルコ記念館。
1890年、日本への滞在を終え、帰路についたオスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が台風のなかで遭難し沈没するという事故が起きた。
この事故に際し、大島の島民が献身的な救助活動を行ったことから、後に、日本とトルコとの間に友好関係が生まれることとなる。

35-4

エルトゥールル号遭難事故の犠牲者のために建立されたトルコ軍艦遭難慰霊碑。

乗員の遺品などが展示されている。トルコのメルシン市にも同じものがある。

トルコ記念館


 

 

道の駅 くしもと橋杭岩

35-235-3

橋杭岩のすぐ目の前には道の駅くしもと橋杭岩がある。
売店では地元の素材で作った「天然まぐろのメンチカツバーガー」などが食べられる。

MAP

カテゴリ一覧へ戻る