下総&常陸国の旅~神宮巡り編~

ここ数年、矢継ぎ早に開通する東京近郊の高速道路。
首都圏中央連絡自動車道の神崎と大栄が接続詞、常磐自動車道と東関東自動車道の行き来がしやすくなり、犬吠埼までも行きやすくなった。
今回は、そんな地にある香取神宮と鹿島神宮を巡る旅をご紹介したい。
大和ができるまでの神様が祀られている、その実態をレポートする。

下総国の一の宮檜皮葺、典雅な黒塗り権現造り 香取神宮

香取神宮は、千葉県香取市香取にある神社だ。関東地方を中心として全国にある香取神社の総本社。

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神様の生誕でいけば、天照大神より前の神様が祀られている。
大和の基礎を作るのに尽力したという。

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平成25年に改修され、今が見ごろともいえる本殿。

元禄13年(1700年)五代将軍徳川綱吉により造り替え、昭和15年改築後ほぼそのままの状態が維持されている。


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普段の暮らしに感謝の祈りを込めて。

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樹齢1000年ともいわれる根回り約10mの御神木。

まっすぐさと高さにおののくばかりだ。


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拝殿に施される金襴巻が鮮やか。ひさし部分の形状に特殊性がみられる造りだ。

三間社流造、檜皮葺(ひわだぶき)で最大級といわれている。


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毎年初詣して、12干支の絵馬を全てコレクションするもよいかと。

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これぞ、国宝!海獣葡萄鏡という。

奈良正倉院御物と四国大神神社の神鏡と並んで、日本三名鏡の一つだ。


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1998年まで海上自衛隊の練習艦も香取にあったようだ。その錨が鎮座されていた。


香取神宮

〒287-0017 千葉県香取市香取1697
TEL 0478-57-3211

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常陸国の一の宮北への勢力を伸ばすための北向き本殿 鹿島神宮

鹿島神宮は、茨城県鹿嶋市宮中にある神社だ。全国にある鹿島神社の総本社。千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社。

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東日本大震災で石の大鳥居が崩壊し、平成26年6月竣工した大鳥居。御用材は境内の杉で樹齢500年以上の物も使われた。

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現在の本殿は徳川二代将軍秀忠。その前に家康が奉納しているがそれは今は奥院になっている。


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日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」を御祭神とする、神武天皇元年創建の由緒ある神社だ。日本の神様に深くお祈りを捧げる。


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奥院への奥参道の脇に鹿園がある。奈良・春日大社への神の使いがシカだったそうだ。それから奈良といえば、シカになったということだ。


これは・・?!大ナマズを押さえる「要石」

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かつてこの地方に地震を多発させた大ナマズを押さえるために、地中深くまで貫くように置かれる「要石」。


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鹿島神宮が頭を、香取神宮が尾を押さえているという。

左手が鹿島神宮。右手が香取神宮。


鹿島神宮

〒314-0031 
茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
TEL 0299-82-1209

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