殿堂入りのキャンピングカーパーツ&オプションアイテム ザ・ベスト その1
装備に迷ったらまずはコレ あなたの快適車中泊旅をお助け!
野球やゴルフなど、あるジャンルで活躍した人を顕彰し功労者名簿に名前を加えることを”殿堂入り”という。
そこで今回、クルマ旅やキャンプシーンで私たちを助けてくれるキャンピングカーのパーツ&オプションアイテムに注目。 日本RV協会が行なった「装着して一番よかった装備」のアンケートを参考に “殿堂入りパーツ&オプションアイテム”を選定してみた。
冬季、寒冷地、標高の高い場所で大活躍!車内を暖める心強い味方 FFヒーター
FFヒーターの仕組み
吸気口から吸い込み、 燃焼後の排気は車外に排 出するため空気は新鮮。
吸気口に装着されるメッシュのカバーは、ホコリなどで目詰まりするのでこまめに掃除したい。
取り付け場所の決定をはじめ、燃焼部の吸排気管やダクトの取り回し、燃料ラインの配管にコントローラーの設置など、装着するにはプロの技術が必要となってくる。
温度調整はダイヤルで! 標高の高い場所でも安心して使える。
エアパーキングヒーター(船舶、トラック、バン、キャンピングカー、バス等) Webastoベバスト同性能 夏冬両用
クルマ旅での食材保管や余った料理の保存に便利! 冷蔵庫
食料やドリンクの保存は 宿泊日数が増えるほど重宝する。
冷蔵庫は使い方に応じポータブルタイプとビルドインタイプに大別される。
ポータブルではコンパクトにたた めるソフトタイプ、頑丈で保冷力の高いハードタイプの2種がある。保冷剤を入れるだけの簡易的なものから、電気を使用し温冷が可能なペルチェ式、家庭用と同じコンプレッサー式など、冷却方法もさまざま。
ビルドインは上開き式、横開き式、引き出し式などのタイプがあり、コンプレッサー式の冷却が主流。
動力源に関してはAC100V、DC12V、 DC24V、カセットガス式があるので導入時はサイズも含め注意が必要。
ビルドインタイプは家具に埋め込まれるため、自分での後付けが難しいのも覚えておくこと。
また、上開き式は横開きに比べ冷気の逃げが少なく効率的だ。
冷蔵庫の種類はこの3タイプ
冷蔵庫はDC12VやDC24Vで駆動するものを1ウェイ、DC12VとAC100Vで駆動するものを2ウェイ、2ウェイとガスで駆動するものを3ウェイと呼ぶ。
これらの動力源はメーカーやモデルによっても異なるため、購入前にきちんと調べておきたい。車内空間に余裕がないならポータブルのほうがお薦め。
(写真左)1ウェイタイプ/(写真中央)2ウェイタイプ/(写真右)3ウェイタイプ
SA/PAの混雑時やキャンプシーンであると便利なアイテム トイレ
SA/PAや道の駅をはじめ、コンビニやキャンプ場などトイレ探しにはそんなに苦労することもなくなったが、キャンピングカーでは小さな子供連れやシニアユーザーなども多いことから、重宝されているアイテムとなっている。
トイレには据え置き(固定)型とポータブル型がある。形状や重量、汚物タンクの容量などはさまざま。汚物の処理はカセットで取り出す方式と、アメ車などに見られるホースを使って汚水処理施設で排出するブラックタンク、そして水を使うことなくラップで包む方式がある。
水で流すタイプはポンピングによる圧力式に加え、近年ではポンピング不要の電動式もリリースされている。
東日本大震災後、キャンピングカーを災害時の移動生活車にするという考え方も増えたことで、トイレの装着も増えている。
いざ使うとその便利さを実感!
キャブコン以上のビッグサイズのキャンピングカーでは装着率が高く、軽キャンパーだと装着率がとても低い。バンコンクラスでは、旅のスタイルで装着の有無が二極化する傾向。
本体サイズや座面までの高さ、タンク容量で選ぶのが基本。
また、洗浄用ケミカルも必携。
家庭と同じようにキャンピングカーでも!調理時に重宝する家電 電子レンジ
火や油を使うことなく簡単に調理が可能な電 子レンジは、キャンピングカーでも人気のアイテム。旅先でご当地ならではの総菜を購入して、車内で温めて食事をするなんてぜいたくな楽しみ方もできる。また、冷凍された魚介や精肉の解凍に使えるなど調理の時短もできて便利。
ただし、LED照明の消費電力が4〜10W、携帯電話の充電が約15Wなのに対し、電子レンジは約1300Wと膨大な電力を必要とすることになる。
そこで必要となるのが、サブバッテリーとインバーター。
見た目も自然ですっきりとする収納庫に家庭用の電子レンジをインストールする人も多い。
ただし、後付けする場合は家具のサイズや配線など、あらかじめ計画してから取り付けたい。
持ち運びできるポータブルタイプも!
コイズミが販売するウェーブボックスなどのポータブルタイプなら車載としてはもちろん、キャンプ場など持ち出して使うことも可能。
電源はAC、バッテリー直結、シガーソケットなどに対応する。
車載可能 ポータブル電子レンジ WAVEBOX ウェーブボックス
最近はシガーソケットを電源とした 炊飯器や湯沸かし器、フライパンまで登場。
併せて活用したい。
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