【2年に1回、5月に開催】ナカヨシホットオールズミート
アマチュアクラブによる日本最大級イベント
2年に1回行われるこの通称ナカヨシと呼ばれるこのイベントは大盛況だ。
10年以上開催を続ける同イベントでは、
参加車両が日本全国津々浦々から500台オーバーだという。
掛川インターを降りてすぐの総合運動公園であるエコパ、
その駐車場が「ナカヨシ」の会場だ。
よく手入れされた新緑に囲まれた駐車場に、
いろいろなスタイルの旧車が集う光景は、ただただ見ているだけでも時間が足りないと素直に思う。
そのほかスワップミートがあり、フードテントありで居心地が悪いわけがない。
およそ100名程度のスタッフはボランティアでイベントの準備から
当日の進行までを行っている。
もともと皆さんは、地元の旧車愛好家なのだ。
参加者のエントリーフィーはすべてイベントを開催するだけに使用され、
スタッフは手弁当と言って差し支えない。
この背景には、ナカヨシホットオールズミートの起源が利益追求型ではなく、
ただ単に自分達が旧車を楽しむ上での情報交換や交流が目的だったことにある。
日本のあちらこちらからナカヨシ目指してやってくる参加者たち。
それをこちらが見るのも楽しみだが、彼らもまた仲間との再会を楽しみにしているのだろう。
’06 年から、ホンダの TN アクティ&アクティシリーズを愛好する方達。
ナカヨシの会場でオフ会を兼ねて集まったのだそうだ。
愛好家の多いホンダ車だが、アクティは「だれも残そうとしなかった」から、
自分たちが頑張ろうと思ったのがきっかけとか。
形だけでなく、その乗り心地にぞっこんなのだか。
ちなみにクラブ員Tシャツはホンダに使用許可をもらい製作したカタログ掲載品と同デザイン。
日本製のミニトラック。そのため、ボンネット型トラックの参加が実に多かった。
三菱フォルテやいすゞファスター(シボレーのラブ仕様?)など
普段は絶対にお目にかかれないようなレア車も参加。
車体は昭和44年型のスポーティー DX。スタンダードグリルを装着し、
一見スタンダード風に仕上げているが、エンジンはG 20型と強心臓。
L 20より全然速いと語る。
冷凍保存状態と言ってもいい新車そのものの‘82 年型KP61は、普段使いをしているとのこと。 この奇麗さには驚きだ。
北九州市で島田商会(タクシー販売業)を行うかたわら、
こうした旧車イベントにも積極的に参加する嶋田竜幸さん。
今回はスワップミートブースで実車のセンチュリーとミニカーを販売していた。
こちらには清新電機工業所の王子こと中野さん、PB 210サニーはいつ見ても奇麗である。
各アワード受賞者にプレゼントさ れるトロフィーも、既製品ではなく手が込んだもの。
これを目当てに参加する方だってもちろんいる。
会場内で見つけた、新しい旧車ドレスアップ品。
水中花シフトノブならぬ水中花ナンバープレートボルト。
当時物(ドライフラワーは当時もの)ではなく手作りだ。
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