大人旅~広島県を北上し、島根経由で日本海沿いの山口県へ(後半)~
萩市内の歴史巡り
江戸時代は長州や西京と呼ばれた。
萩の城下町は約150年前からほぼ変わらない状態で保存されており、
趣豊かな街なかを歩くだけでタイムスリップしたかのような気分が味わえる。
城下町を散策すると鍵曲(かいまがり)と呼ばれる、
左右を高い土塀で囲み、道を鍵の手(直角)に曲げた道が出現。
一見行き止まりかと錯覚させるような独特な道筋がある。
萩では角形の凧をヨウズと呼び、
こういった鬼ヨウズは男児の出生を祝い、
無事成長を願って正月に揚げられるという、
今なお続く慣習だ。
萩しーまーと
萩湊の側にあり、漁協をはじめ、
地元生産者が集結して運営する臨海の生鮮市場。
漁港直結で輸送コストはゼロ。
しかも中間流通を介さず、
直売のため低価格&新鮮なのが自慢だ。
地元の人にも人気の活魚料理店「萩心海」
生きのいい魚たちが泳ぐ巨大ないけすは圧巻。
道の駅 萩往還
萩往還とは、毛利氏が1604年に萩城築城後、
江戸への参勤交代での御成道として作った交通路。
歴史の道百選にも選ばれている。
萩を代表する幕末の志士、
吉田松陰の歴史がわかる“松蔭記念館”が併設。
萩を代表するブランド牛「見島牛」「見蘭牛」が味わえる。
道の駅 みとう
秋芳洞の程近くにあり、「奈良の大仏さまのふるさと」
とも呼ばれている。
それは、美東町にある国の史跡でもある
長門銅山から得た銅で大仏が建造されたため。
美東の特産であるゴボウ料理が味わえる食事処。
駅舎の裏に流れる大田川沿いは河川公園として
整備されており、鴨や鯉のエサやりもできる。
日本最大のカルスト台地である秋吉台
山口県を南下し、自然を感じながら岩国へとハンドルを切る。
そこに、カルストロードが広がる。
城下町を2分する錦川は約200mという川幅と
急流のため橋が流されることも多かった。
そこで、生み出されたアーチ橋が錦帯橋。
岩国の観光名所の1つ。
世界遺産を巡る 「神の島」ともいわれる宮島
約1400年もの歴史がある厳島神社。
17棟ある社殿のすべてが国宝、重要文化財に指定される。
神社までの参道には、宮島のご当地グルメである、
アナゴ、カキ、もみじ饅頭が楽しめるほか、
野生の鹿を見ることができる。
宮島のご当地グルメの一つ、アナゴ。
参拝を済ませて広島市内に向かう。
路面電車が行き交う道路は懐かしさも漂う。
原爆ドームの南東160mの位置で原子力爆弾が着弾。
奇跡的にも倒壊しなかったこのドームは
平和の象徴として1996年に世界遺産登録された。
戦争被害を乗り越えた広島電鉄の路面電車。
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