フェリーで行く瀬戸内クルマ旅 小豆島は“醤油島”
フェリーで行く瀬戸内クルマ旅 小豆島は“醤油島”
日本書紀にも登場するあずき島が小豆島になり、瀬戸内海の豊かな海が育んだ塩文化が花広く土地。
橋がかかっているわけではないので行きづらくそれでいて産業は栄えていて人もたくさんいます。
こちらに大人の好奇心トラベルに参ります。
小豆島へのフェリー事情
新岡山港から土庄港までは70分。
大型の長距離フェリーと異なり、載せ方止め方が、このフェリーが道の延長上に位置していることがよくわかります。
実際道路標識にも、行く先の土地の名前が表示されているくらいなので。
それにしても、ゆ・ れ・な・いので快適でした。
船のスタビライザーがどうとかスラスターがどうしたという話ではなく、そもそも海が穏やかなんです。
おまけに乗船した日はなぎ状態で、船に弱くてもめちゃくちゃ快適な船旅でした〜。
フェリーで行くクルマ旅
フェリーは大型トラックもバンバン乗れるサイズが 各地に就航しています。
旅の相棒に選んだのは、アドリ アが作る輸入キャンピングカーのサンリビング。
全長が6m以下で、フェリー料金がお安めでした。
実際、フェリーの中に載せてみると車両サンリビングは何ともかわいいサイズでした。
島の最西端旧戸形小学校の前の浜には、5月中ころまで元気にこいのぼりが泳ぐ。
その浜は、ウミガメの産卵地としても有名で石像も設置。
充実装備の宿泊スポット
小豆島ふるさと村キャンプ場
小豆島ふるさと村にはキャンプ場もあります。
何と驚くことに、サイトにはそれぞれにシャワーとトイレが付くという充実装備ぶりが際立っておりました。
管理棟までの高低差がかなりあるので、これは本当にうれしい限りです。
サイトは広々し、どのサイトに泊まっても四国方面の海を一望できる絶景です。
クルマの走行音も皆無で、夜の星空は文句が出ない静寂感のなかで堪能できます。
ここを拠点に連泊し、オリーブバスで移動という選択肢もあります。
ロッジ(国民宿舎 小豆島内) 問国民宿舎 小豆島
畳の和室、ベッドルーム、広いリビングとキッチン、もちろん冷暖房完備でトイレとシャワーもあります。
6人対応でオードブルと称する夕方のケータリングも可能ですが、これがなんとも豪華でもはや別仕立てにご飯を作る必要がないほどです。
ベランダでバーベキューを楽しむというコースも選択できますが、こちらは人気があり予約が取りにくいかもしれません。
傾斜地に立つこの立派なロッジは、瀬戸内海を一望できるベランダが全棟に付きます。
温暖な瀬戸内の気候が生む小豆島のうまいもの
スギ樽作りにこだわり150年 しょう油
66本の樽があり、仕込みから絞りまでの工程をすべて1人でこなしておられます。
谷に近い場所にある蔵は風の流れを引き込みます。
出来上がったばかりで出荷待ちの樽の前で 記念撮影してみました。
厚さは43mm、昔は70mmという信じがたいものでした。
こちらは自前の樽なのです。
作るしょう油の7割以上が、再仕込みという時間と材料のかかる極上品です。
国産の黒豆と大豆の高騰で、仕入れ価格が高くなってしまうのが悩みです。
御飯とバツグンの相性 つくだ煮
しょう油は古い歴史があるのでつくだ煮もと思いきや、宝食品でのつくだ煮作りは1948(昭和23年)年からだそうです。
戦中戦後 の食糧難のなか、サツマイモ の茎を煮てつくだ煮にしたのが始まりです。
小豆島ではつくだ 煮屋が18軒、しょう油屋が20 軒と拮抗し、島の一大産業として栄えています。
カドヤのごま油も小豆島製造とは知らなかったです・・・、
島限定ラベルのボトルも京宝亭にありました。
絶大な人気のヒトエグサというアオノリのつくだ煮です。
ちょっと甘めでトロッとした食感です。
現代の衛生基準に合わせた超近代的な製造空間。
ではありますが、その中での作業はこだわり抜いて築き上げてきた超アナログ手法です。
小豆島つくだ煮販売処 京宝亭
本社工場の横に、観光バスも寄れる駐車場のある販売店があります。
宝食品のものだけでなく、小豆島のうまいものが勢ぞろいし目移りしてしまいます。
健康にも役立つ大地の恵み オリーブ
かつては地中海沿岸の 国々で栽培されていたオリーブ。
1860年ころに日本に伝わり、1908年には小豆島に。
温暖な気候で国産オリ ーブの一大生産地になりました。
井上誠耕園
小豆島で約4500本のオリーブと14種類の柑橘を栽培しています。
自然と大地の恵みに感謝を込めて、誠意を持って大地を耕す園でありたい。」そんな願いを込めて名づけた園地です。
オリーブオイル1日大さじ1杯で認知症予防ってほんとうか・・・
濃い市販ドレッシングをドブドブかけるくらいなら、
質のいいオイルを選びたいですよね。
ショップで一番人気が、びゅあと完熟オリーブオイルの2本セット。
奈良から製法が伝わった そうめん
道の駅 小豆島ふるさと村
道の駅小豆島ふるさと村へは、円錐の建物が目印です。
この建物は2階が美術館、1階が多目的スペースの夢想館。その左が小豆島の特産品を取り扱いがあります。
物産館と、休憩、喫茶コーナーとなっております。
道の駅・海の駅である小豆島ふるさと村には、手延べそうめん館が併設されガラス越しではあります。
随時その製造過程を見ることができます。
そのほかに社会実験の電気自動車やカヤック体験ツアーなどもあり、遊ぶのにも事欠かないです。
設備の充実度は申し分なし。
道の駅から砂浜に出られるシ チュエーションはかなりのもので、ナイター設備のあるテニスコートまで管理されております。
時間的には12時前後に行なわれるはし分け作業が一番の見どころです。
そうめんとしての出来は、圧倒的に寒仕込みがいいらしいのです。
道の駅の手延べそうめん館で作られたものも、小豆島手延素麺協同組合を通して一大ブランドである島の光として全国 に出荷されていきます。
コンパクトな島に道の駅が3つも!!
それほど広大な面積を誇る島ではないのだが、何と道の駅は3カ所もあり本当に充実しています。
その1つはあたり一面がオリーブ畑というシチュエーションにあり、
温泉施設もそばにあるというキャンピングカーで旅する人にとってありがたい環境です。
小豆島の歴史と産業を知るのなら、この3つを巡るだけでも相当濃厚です。
周辺も含め観光するなら、やはり3日くらいは欲しいと素直に感じるスポットの多さですね。
道の駅大坂城残石記念公園
約400年前、冬・夏の陣で落城した大坂城を修築する際に切り出され、
使われることなく放置された約40個の残石が、道の駅・みなとオアシス『大坂残石記念公園』にあります。
道の駅小豆島ふるさと村
道の駅小豆島ふるさと村へは、円錐の建物が目印です。
この建物は2階が美術館、1階が多目的スペースの夢想館。その左が小豆島の特産品を取り扱いがあります。
物産館と、休憩、喫茶コーナーとなっております。
道の駅小豆島オリーブ公園
碧い海をのぞむオリーブの丘にたたずむ真っ白なギリシャ風車がある、道の駅 小豆島オリーブ公園。
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に、約2,000本のオリーブ畑が広がる道の駅です。
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