【ロングセラーの趣味クルマ】47年式いすゞ フローリアンバン(PA20V)
ロングセラーを誇ったいすゞの商用バン
端正なプロポーションは、この時代のいすゞ車に共通する美点だ。
セダンよりもずっと垢抜けた雰囲気の商用バン。
フローリアンのなかでもバンはきわめて希少だ。
岡44のナンバーも含めて、古き良き時代の雰囲気を醸す。
気軽に、普段のアシに使えるクルマでもある。
しかも、足まわりが 117クーペやべレットのものを流用できるので、カスタムも楽しめる。
当時のカタログには「バンは、背中でモノをいいます。」とのキャッチコピーが記されている。
バン特有の乗り心地の悪さは、117クーペやべレット用のスポーツサスを加工したものに入れ替えることで、かなり解消された。
アクの強すぎる初期、無粋な樹脂バンパーで覆われた後期に比べて、もっともバランスの取れているのがこの中期型だという。
エンジンはG161型。オイルフィルターやデスビは日産のものが流用できる。
フロントまわりはピックアップのシボレーLUVとの共通点。
輸出も配慮してなのか、シンメトリーなインパネまわり。
アナログな時計が真ん中に鎮座。
テールランプと同じ位置に駐車灯を装備。
車内の空気を外に排出するリヤベンチレーターはピラーに備わる。
オーナーの岡本さんのストーリーは、箱的荷室付旧型車の雑誌「ストリートバン&ワゴン」にて掲載。
要チェック!
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