【働くクルマの鏡】愛らしい75年式のミツビシ ミニキャブバン(LT30V)
博多で料理人をしていた森田さんは、東京に自身のお店「博多ダイナー琉(元 祐天寺 DINER)」をオープンさせた。「体にもココロにも財布にもやさしいお店」をコンセプトに、おいしい料理をリーズナブルな価格で提供している。
博多時代にはカリカリにエンジンチューンを施し、ハイオク仕様でリッター2kmという、極悪燃費のビートルに乗っていたほ どのクルマ好きである森田さん。
市場に通 い、新鮮な食材を仕入れるためのバンが欲しくなり、気になるクルマをネットで検索していた。 ふと目に留まったのが、湘南にお店を構えるガッティーナのホームページ。
個性的なヨーロピアンコンパクトに混じり、マニアックな国産旧車を取りそろえることでも知られている。
愛らしい75年式のミニキャブバン・・・・。
サブロク規格の軽だけに、車幅は超ナロー。
クラッシャブルゾーンも皆無に等しいが、そのぶん荷室は広々。都内では小回りがきき、裏道もスイスイ。維持費も安いという。
2ストロークエンジンならではの、軽快な排気音と白煙を立てながら仕入れに走り回る姿がかわいらしい。
キャブオーバーのために見切りは最高にいい。小回りが利くので細道も苦にならない。
ファニーな顔は60年代の商用車に共通する。厚化粧していない、すっぴん顔がいい。
リヤドアはスライド式ではなく、横開き
博多ダイナー琉(元 祐天寺 DINER)
ランチもやっているのでぜひご来店を。
サイドウインカーはピラーの上。
バイザーも純正オプション
内装はとてもきれい。
前オーナーがリヤシートを常にたたんで使っていたので表皮の状態もいい。
運転席からの眺めは最高。
運転に関係のないものを排除した、シンプル極まるインパネまわり。
働くクルマの鏡といえる。
車内に走行風を取り込むベンチレーション。夏場は三角窓ともども全開。
サイドミラーは前期型の丸タイプ
60年代のヴィンテージドラムセットがすっぽり収まる広いラゲッジ
箱的荷室付旧型車の雑誌「ストリートバン&ワゴン」も要チェック!
オススメ記事