【高級路線ロータリーワゴン】1975東洋工業 ルーチェAPワゴンGR-Ⅱ

ロータリーエンジンを搭載したワゴンというと、
ほとんどの人はサバンナスポーツワゴン(S102W)を思い浮かべるはず。

 

バンの派生モデルにしか過ぎなかった他のワゴンとは一線を画し、
高速クルージングも楽にこなす動力性能は高性能ワゴンの先駆け的な存在だった。


 

サバンナがスポーティさを打ち出したのに対し、
ルーチェはロータリーをロングツーリングでのゆとりや快適さを得るために利用した。


 

クラウンやセドリック/グロリアワゴンとも趣を異にする高級ワゴンルーチェの世界を
ご紹介しよう。

 


ルーチェワゴンは当時、官公庁にも数多く納入されていたという。
その理由は、ルーチェのロータリーモデルが公害対策車の量産第一号だったからだ。


 

ワゴンは13B、バンにはレシプロエンジンを搭載


 

ローターを象ったエンブレム


 

サバンナとは異なり、ルーチェは高級路線を貫く


 

 

トリムが敷き詰められ、高級ワゴンらしい趣

 

ドライバーをやる気にさせるメーターの配置


 

当時としては珍しいパワーウインドーも装備


 

乾式単板クラッチとフルードカップリングを組み合わせたトルクグライドを装備し、
スムーズな走りを実現


 

当時モノのレースカバーを装着


 

13B型REとトルクグライドのおかげで、高速走行も軽くこなす。


 

フロントグリルに燦然と輝くオーナメント。最近入手したというAPマークは七宝焼きで、カーデザイナー、由良卓也氏の手によるもの。


 

隆起したフェンダーが強心臓ぶりをアピール


 

アメリカンルックのフロントマスクは強烈なオーラを放つ。


 

足まわりはサバンナ用のコニを加工して装着


 

モールが逆アールになっていて、光の陰影でプレスラインが際立つ。


 

ドアノブ造形ひとつとっても実に凝っている。


 

排ガス浄化のサーマルアクターを装着。

 

 

 

 

 

 

 

 

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