鉄の翼を広げて、聖地へと走る痛車
大胆なイメチェン戦略で印象づける
仕様変更にまつわるドラマはだれにでも少なからずあるものだが大胆に生まれ変わった男は、思いもよらない幸運を引き寄せた。
痛車界隈では車を見れば「おや、あれは〇〇さん」というくらい車とオーナーが同一視されている。それだけにキャラの貼り替えは別人格に変わるほどの衝撃である。
りゅうサンといえばガルパンのダージリン仕様で知られていた。以前に乗っていたヴィッツからWRXに乗り換えても貼り続け、約4年半の蜜月を過ごしたほど。
ところが2020年の秋アニメで「戦翼のシグルドリーヴァ」が放映されると、美少女×ミリタリーというテッパンジャンルに見事ホイホイされてしまった。中でも駒込アズズのビジュアルを見た瞬間、心を奪われてしまったのだ。
なにせミリタリー好きである。火がつけばあっという間に爆発する火薬庫みたいなものだ。「なんとしてでも最終回までに完成させたい!」と痛車ショップに懇願し仕様変更が決まった。デザインがあがってきたのは最終回の直前。施工の際には立ち会って、細かなステッカーは自ら貼って手伝った。
そうして無事に最終回前に完成したシグルリ仕様。完成するまで秘密にしていたこともあり、戦車から英霊機への仕様変更は大きな驚きをもって迎えられたという。
同作の舞台である千葉県の館山市にはもうすでに4回も訪問している。今まで痛車イベントにはあまり参加していなかったが「今年は1回くらい出てみようかな」と思わせてくれる大満足の新仕様だ。
鉄の翼を広げて、聖地へと走る
ボンネットはアズズと宮古のツーショット。当初のデザインは全体が暖色系だったがボンネット以外は好きな緑に変えた。ダッシュボードに前妻のダー様がチラ見え。
スピード感のあるバイナルに天才パイロット、アズズをレイアウト。この銀髪にやられてしまったのだそう。
所属部隊や識別番号は自ら貼った単色シート。機体番号は偶然にも車両ナンバーと似通った。部隊章はつい給油口に入れたくなるところだが大きく使うためにあえて外している。
リアガラスに物憂げな表情のアズズをモノトーンで落とし込む。アズズを含む主要キャラ4人を全員のせるためGTウイングをはじめ各所にちびキャラを貼っている。
外装のカスタムはクールレーシングのエアロやマフラーなど。エンジンは痛車仲間に紹介された石川県のTMワークスでHKSのエアクリーナーやコンピューターなどに換装した程度とのこと。
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