2016年 神奈川県 芦ノ湖の解禁

2016年3月1日。
釣り人にとって待ちわびた日が訪れる。
神奈川県は箱根町にある芦ノ湖は3月1日が解禁日。
全国から釣り人が押し寄せ、日の出前の暗い湖畔には、解禁を待つヘッドランプの明かりで賑やかになる場所も。

筆者は仕事の都合で解禁日を避け、その週の週末に釣行。
もちろん日の出前からポイントに入るつもりで、早朝4時には現地入りしたのだが、無料駐車場は既に満車!!
想定内を覚悟していたが、まさかここまでは想像もしていなかったのが本音。。。
空いている駐車場を求めて少しばかり出遅れてしまうが、なんとかポイントを確保。
芦ノ湖は毎年12月中旬~2月いっぱいが禁漁(釣り禁止)となる。
久しぶりにここでロッドを振れる喜びから、釣りの準備もそぞろでワクワク感が先行気味(笑)
開始時間と同時に暗い湖面に立ってキャスティングを開始♪

しかしながら、、、
投げても投げて魚の反応は無し。。。
どうやら解禁当初から『釣れる!!』情報が回り、釣り人がドーっと押し寄せた模様。。。
週末の土日には『時すでに遅し・・』状態で、魚には相当なプレッシャーが掛かっている様だ!
沖合のボートでは連発して入れ食い状態!
しかし、我々のような湖畔に立って釣りをするスタイルでは魚の居るところまで届かない・・・
魚が寄ってくるのを願って、ひたすらキャストを繰り返すだけだ!
数時間後、手探るラインに小刻みな当たりが来た。
魚が回ってきたようだ!
仲間のロッドにも当たりがありロッドが弧を描いている。
筆者も負けじとロッドを振り続けて、ようやく1匹をゲット♪

50センチ程の元気なニジマスがようやく来てくれた!
平均サイズを優に越した大きさ!
今年の芦ノ湖はどうやら型の良い魚が入っているようだ。

そして、次の魚たちの回遊を待って、皆ロッドを振り続け。。。
次の地合いが到来!!
先ほどの当たりの倍以上の引き! これは大きいか?
数分のやり取りの末、、、上がってきたのは・・・

大きなニジマスだ!

 

体長70cmオーバー!!
このサイズはなかなか釣れない大物!
筆者も久しぶりの感触で、手が震えていた(笑)

 

このあとも、数回の地合いが来て、飽きない程度に魚たちと遊んでもらい、この日は終了。

解禁寸前は、こんなエキサイトな釣りが楽しめるのが芦ノ湖の魅力だ。
山上湖の芦ノ湖は今頃から山桜が先始め、暖かい春を感じられる季節。

しかし、同時に湖の水温は上がり始めてしまう。
低水温を好むニジマス達は湖の奥へと沈んでしまうためチャンスはゴールデンウィークまで!
もちろん、これは湖畔から狙う筆者のような釣り人の話。
ボートに乗ってニジマス達の生息圏を狙い撃ちすれば、まだまだ釣果は続くはずだ。

4月に入り、全国の河川は100%解禁を迎えた。
湖を楽しむ釣り人にとって、芦ノ湖を楽しんだ後の次は、、、
全国に点在する河川&湖へ各々散らばっていくことだろう。

桜前線、温暖前線が近づき、気温が上がりだすと釣り人は適温を求めて北上を!
そして、前線が南下する秋は適温を求めて釣り人は南に戻ってくる。。。
この行動が禁漁の秋まで続く。。。
釣り人を見ていると生態学を学んでいるようで面白い。

筆者も適水温を求めて、北に移動する季節がやって来た(北?)ようだ!!

 

芦之湖漁業協同組合

箱根町

箱根海賊船

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