【毎年5月に開催】千葉県 サクラ・オート ヒストリーフォーラム レポート

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館を会場とした、
珍しい旧車イベントだ。
千葉県北部で行われる、数少ない旧車イベントだ。
主催のサクラ・オート ヒストリーフォーラム実行委員会の坂田さんによれば、
回を重ねる毎に、参加希望台数が多くなっているとのことだ。

サクラ・オートヒストリーフォーラム

 

 

ムーアの彫刻が鎮座する美術館内の芝生広場に並ぶ70台超の旧車たち。

ジャガーやアルファロメオなど、参加車両の比率は輸入旧車が多め。
国産車もハコスカやスバル360が参加していた。


 

各審査員によって選ばれた受賞車両。


 

「このクルマ、24万円で譲ります」というポップが添えられていた柴田さんの C30ローレル。
聞けば MS75クラウンもお持ちだそうで、かまってあげられないのがかわいそうで売却を決意したという。サビは随所に見られるがワンオーナーの車両である。


 

’72年式バモスホンダで参加された新作さん親子。
バモス専用ガレージを作るほどこのクルマに入れ込んでいるようだ。


 

‘ 71年式トヨペットコロナマークIIにお乗りの上野さん。
この車両は2年ほど前に購入したものの、車高が落ちていて内装もシートがびりびりになっているなど、ひどい状態だったそうだ。
それをここまで再生したのだからすばらしい。


 

もともとDSが好きだったことから、設計思想が近いローバーP6に興味を持ったという岡部さん。
実車を見たとき、その佇まいが気に入ったことが購入へと繋がるきっかけになったそうだ。
‘ 76年式のV8で、各部に手を入れつつ維持している。


 

「皆さんと一緒にトーク&トークコーナー」は、参加者を交えてトークが繰り広げられるユニークなもの。
こういった和気あいあいとした雰囲気は、見ていて心地よいものがある。


 

サックス プレーヤーの三四朗さんによるライブも行われた。
生の演奏を聴きながら旧車を眺める。かなりの贅沢といえるだろう。


 

 

素晴らしい美術品と豊かな自然を楽しめる

会場となったDIC川村記念美術館は、DIC株式会社および関連企業の美術コレクション約1000点を収蔵する私立美術館。
17 世紀の巨匠レンブラントから、モネ、ルノワール、ピカソ、シャガールなどの西洋近代美術に加え、長谷川等伯の 屏風絵(重要文化財)など日本画も収蔵している。
また、戦後アメリカの抽象画は 質・量ともに高いレベルを誇り、ロスコ、ポロック、ステラなどの傑作を展観できる。
自然散策路もすばらしく、癒しの空間として多くの方に親しまれている。
美術館周辺の自然も豊かなので、旧車ツーリングの目的地や、ちょっとしたミーティングにもおすすめだ。


DIC川村記念美術館

 

サクラ・オートヒストリーフォーラム

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