【毎年6月開催】輪島オートモビルミーティング2019
輪島オートモビルミーティング2019
日時●2019年6月1日~6月2日
場所●石川県輪島市 マリンタウン特設会場/のと里山空港特設会場
輪島市といえば輪島塗と朝市が知られる。テレビやネットでその映像に触れるのは容易だが、実際にそこまで行ってみるのにはそれなりの行動が必要だ。新幹線もしくは高速バスで金沢まで来て、そこから1時間半ほどバスに揺られていくと石川県の北端の街、輪島に到着する。
黒い屋根瓦の家並みと染み入るような空、海、緑が奥能登であることを知らせる。
昔私は電車だけで輪島まで行った記憶があるが、それらの路線はどんどん廃線となり、バスが到着した道の駅もかつての七尾線輪島駅だった。その静かな土地が「輪島市民まつり」でにぎやかになる。
その市民まつりとの併催イベントとして2001年から続くのが、輪島オートモビルミーティングなのだ。
会場は1日目がマリンタウンで2日目が、のと里山空港。展示車はマリンタウンが120台、のと里山空港が100台。取材で訪ねたのは1日目のマリンタウンで、旧車が〝にっぽん丸〟を背にして並ぶ姿はまさに圧巻だった。
車両参加資格は1999年までの生産車(スポーツカーは年式不問)とあって、さまざまなクルマが集まってくる。とにかくこのイベントだけは出ておきたいからと、毎年、狙い定めて参加している方もいた。その独特の雰囲気が熱心なファンを引き寄せ、イベントを長く継続させているのだろう。まだ行ったことがないという方は、ぜひともこのイベントを体験していただきたい。
1日目の会場はマリンタウン。輪島港の岸壁に旧車を展示する。背後はにっぽん丸。
新車時のシングルナンバーが付く’70年式NⅢを40年間所有する。
とにかく欲しくて33年前に手に入れた。
このロータスヨーロッパ・スペシャルを33年間維持するオーナー様。キャンバストップ付きだ。
「途中、福井でどしゃぶりに遭って」。1966年式日産シルビアで姫路から自走してこられた。3年前に入手。よくしたことにクーラー付きである。
オーナー様は3年前に富山の小倉自動車からこの411型ブルーバードを譲り受けた。
SR311にすべきか迷いこの’57年式MG-Aにしたという。マークⅠの前モデルだがフロントブレーキはディスクになっている。
36年間、このベレット1800GTを熟成。エンジンは117クーペ用ツインカム。
ミッションはPF60の5速。さらに4ピニのLSDも入っている。Fディスクはベンチレーテッド。
一見ノーマル風の70型カローラ(’79年式1300GL)だがエンジンは4A-G内装は1500SE、サッシはGT仕様。友人の形見だという。
名古屋のレストアおじさんとして有名なオーナー様。今は数台あった旧車をすべて手放して’96年式のミゼットⅡででどこへでも出かける。
地元の川崎さんらが製作されたキッズカーも大人気。
自衛隊も全面協力。上空ではF15がアフターバーナーを披露した。
なんとこのハーレー、ホンモノ現役の石川県警白バイで、今も車検を継続しているとのこと。
「バイクはヤレた感じが好きなんですよね」と、今日は’70年式マッハⅢで参加。
このヤワTS 350は’80年代のモデルのようだが旧タイプの外装で雰囲気を出している。
オーナー様は、地元・日本航空大学校の学生さん。
パレードランでは多くのギャラリーが沿道で声援を送った。
輪島オートモビルミーティング実行委員会
輪島オートモビルミーティングは輪島市民まつり併催イベントとして、2001年より開催されている、名車・旧車・スーパーカー、バイク、発動機が集う2日間の祭典です。
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