ニッサン マーチ(AK12)リアゲート、バックパネルの修理
ニッサン マーチの鈑金修理事例のご紹介です。
今となっては、少し古いモデルのAK12ですが、流石はコンパクトカーの代名詞!
まだまだ現役で走っているのを見かけます。
そんな中、追突されてしまったマーチの入庫です。
一見するとリアゲートだけ?と思われますが、バンパーも追突され変形しているとのこと!
修理見積の為、バンパーを外してみると・・・
バックパネルは、かなり押されてますね~!
ロックストライカーを中心に『くの字』に曲がってます。。。
バックパネルは交換とのこと!
マーチは意外とバックパネルが弱いのです・・・
おまけに、入り組んだプレスで微妙な形を形成しているので、鈑金での修復が完璧に行えません!
もちろん『適当で良い!』と言われれば、閉まるように直すことは可能・・・
しかし、今回は追突されてしまった事故です!きちんと直させて頂きます♪
しかし・・・ここで問題が・・・
既にモデルもAK13へと移行し、年式的には古くなってしまったマーチ。。。
しかし走行距離は16,000㎞と少なく、まだまだ現役で走ります!
それなのに、、、時価額はなんと! 10万円だとか!
某保険会社さん曰く、『10万円以内で直してくれないか?』と・・・
概算見積は既に35万円を超えています。。。半額にしても届きません。。。
即答で『無理でしょ~(笑)』と。。。
ゆくゆく保険会社の話を聞いてみると・・・
『対物超過特約』が相手には付いているじゃないですか~!!
損保会社さん! 初めから言って下さぁ~い!!
契約者様にはきちんとお伝えしないと分からないですよ~!
※『対物超過特約』については、各損保会社サイトや自動車保険説明サイト等をご覧ください。
と、言うことで今回は対物超過特約を適用して修理開始となりました!
保険適応ですが、それでも時価額は10万ですので、オーナー様ご協力の上、リサイクルを使って、なるべく安く直す方向で行わせて頂きました。
(新品でやるのか? リサイクルを使うのか? これは事故の状況や損保会社との話し合い(合意)によって変わります。)
先ずは荒出し作業・・・
荒出しとは言って、大まかなボディーの修正をここで行います。
ダイレクトに当たり、損傷が一番あったであろう部位(急所と言います。)の引き出しを、修正機を用いて引き出します。
これをすることにより、全体のボディーの歪みが取れていきます。
ピンポイントで修理を行っている様に見えますが、実は全体の歪みを確認しながら、職人さんは修正を行っているのです!
これが鈑金屋さんの技! 匠の技ですね♪
バックパネルのスポット溶接を専用工具を用いて剥がし、パネルを丁寧に取り外します。
スペアタイヤの入る部分のフロアー部が綺麗に直っているのが確認できます。
これは先ほどの引き出し作業で、同時に直してしまいました! これが職人技ですね~♪
新品のバックパネルを使って、仮組です。この段階ではまだ溶接作業はしてません。
今回はリサイクルパーツを数点使用。
バックドアとリアバンパーが見つかりました♪
(株)JARAのメンバーからの商品が見つかりました。
もちろん弊社も㈱JARAのメンバー会社となります!
リサイクルバックドアとリアバンパーを仮組して・・・
建付けの確認!
良い感じですねー♪
この作業を全て終わらせてから、バックパネルの溶接作業に入ります。
ここまでの作業が大変なのです。
溶接作業完了。
各部の下地処理、雨漏れがしないようにシーリング、防錆処理を施します。
バックパネルの塗装に入ります。
その後、改めてマスキング作業を施し、ボディー側の塗装を施して完了です。
リサイクルのバンパーを使用したとは言え、きちんとキズは修理して塗装を施します。
綺麗になりました~♪
組み付けを行って、作業は終了です。
今回の修理代は、リサイクルパーツを使って25万円程。
新品使用だと35万円程掛かる予想でした!
時と場合で、損保会社に対する節約術を行うこともあります。
事故の状況、過失など様々な状況によって、修理金額が決定することもあります!
納得のいかない事故! 納得のいかない修理内容! など・・・
そんなん時は『修理のプロ』の修理業者さんに一言ご相談ください。
今回の修理はここへ相談してみました! お近くの方は是非ご相談ください。
きっと良い方法を提案してくれると思います。
ご近所に相談する業者さんが無い時は・・・ 『くるびー』にもご相談下さいね♪
ご一緒に解決策を見つけていきましょう!!
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