【北海道】四季シリーズ・春の旅(名寄、美深)

 

満天の星空に照らされる、豊かな自然と田園の町  名寄

夏と冬の寒暖の差が大きい名寄市では、冬には空気中の水分が凍結するため、
陽光が柱のように見える自然現象「サンピラー」がよく発生する。
そのため、名前にサンピラーと入れた施設が多い。

 

まだところどころに残雪があり、吹き抜ける風も冷たい春の道北


 

日が傾いてくると、もう少しで満天の星が現れてくるのだ。

 


 

なよろ天文台・きたすばる

一般向けに公開されているなかで、国内で2 番目の大きさの天体望遠鏡をはじめ、複数の望遠鏡がある。スタッフの丁寧な解説を聞きながら一年を通じて星を観察することができる。運悪く天候が悪くても、星空を身近に感じることができるプラネタリウムも人気がある。

 

公開されている中で は国内で2番目に大きな望遠鏡(所有は 北海道大学)


 

スタッフの天体に関する説明がとても明快で分かりやすい。


 

なよろ天文台・きたすばる

 

 

ぜひ立ち寄りたい  名寄サンピラー ユースホステル

名寄の中心部から少し外れた場所に位置する高台にあるユースホステル。旅の経験豊富なオーナー夫妻らしく、宿泊客と上手に距離感を保って接してくれる。オープンして10 年を超えているとは思えない、 新築さながらに室内はきれいに保たれている。

 

名寄サンピラーユースホステルからは、盆地の眺望を見下ろすことができる。


 

オーナーの林真之介さんは名古屋、奥様は岐阜のご出身。
旅好きなおふたりがたどり着いたのが名寄だ。


 

清潔感いっぱいなので創業間もない?と思いきや、
10年以上の歴史のある空間。


 

地元で採れる食材を中心にした、
野菜の多いヘルシーで家庭的な料理も魅力だ。


 

 

美しく深い森の中を童心にかえって走り抜ける  美深

昭和60年まで「美幸線」という鉄道路線が走っていた。
深い森を縫って走る、魅力的な路線だったことが想像できるが、
「日本一の赤字ローカル線」としても知られていた。
現在はその役目を終え、廃線跡を、トロッコで走る面白い体験ができる。

 

北海道ならではの直線道路が走っている。
CO2排出量が少なく環境に配慮した車両でぜひ北海道を駆け巡りたい。


 

いたるところに雪が残っているが、その下には春の命が息づいていた。


 

 

NPO法人 トロッコ王国・美深

地域の人々の間から生まれた「トロッコを使った観光客の誘致」というアイデアは見事に実を結び、美深の旧線を走りたいと全国から多数の人がやってくる。リピーターも大変多い。
自分でトロッコを操作できるテーマパークは、現在のところここしかない。

NPO法人 トロッコ王国・美深

 

トロッコを走らせている人たちは、例外なくいかにも楽しそうだ。


 

操縦するのに難しい技術はいらないが、ルールや操作方法、注意事項などを説明してくれる。


 

乗車時間は40分程度。道路からでは見えない景色や季節の風、香りを満喫できる。

 


 

ぜひ寄りたい味  カフェのSENKA

当初はソフトクリームの店としてスタートし、近隣で大人気となった。
「冬でもこの店の味を楽しみたい」という常連客の声に推され、カフェをオープンした。
リーズナブルな価格で家庭的、おまけにひと工夫凝らした個性的なメニューはどれも好評で、
鹿肉のバーガーは全国的にも有名だ。

 

近隣の木材を使い、手作りで建てたメルヘンチックでかわいらしい店舗


 

ペットと一緒に食事を楽しめる別棟も完備している。使用する際は予約するのがオススメ。


 

歯ごたえのいい食感の鹿肉を深い味のデミソースで食べる鹿肉のロコモコ(750円)


 

カフェのSENKA

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