ニッポンの島旅【島根県】隠岐諸島~島後(隠岐の島町)編~

隠岐諸島は、島後(どうご)の隠岐の島、3つの有人島を含む島前(どうぜん)、これらそれぞれが実は火山のてっぺんであり、550万年前に形状ができたそうだ。

地域的には、日本における海洋交通の要であり、17世紀には北前船の通商交易地として最も栄えた。それ以前からも大陸との通商交易の地として栄えていたようで、神社はてんこ盛り、巨大な天皇家由来の施設があることから察するに、それを天皇家が治めていたのでは・・・という解釈もある。

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今回は、島後(隠岐の島町)を旅する編。
隠岐諸島最大で、ほぼ円形。一周旅も楽しそうだ。

 

本土側境港駅から島後へ移動!

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本土側の境港は妖怪の街!?

クルマで走っていて気になるのは、どこへ行っても海面と地面の高さが近いこと。
下手をすると、50cmを切る勢いで、さくもなくいきなり海!という場所だらけ。
それを見るだけでも価値があるかも。


 

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クルマのCMで有名になった「ベタ踏み坂」

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境港駅は鬼太郎駅とも併記されており待合室もにぎやか。
JR境線の駅名、列車名もユニーク。
べとべとさん駅、砂かけばばあ駅、ねずみ男列車、目玉おやじ列車・・・。

街中が妖怪であふれかえっている。
水木しげる好きにはたまらない。

 

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漁港で宿泊した旅館。
こちらではほぼ1年中ベニズワイが食べられる。

味処美佐


 

那久岬灯台

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その昔は毎日ふもとの港から上がってきて灯をともしたらしい。
位置的に海上交通の要だったので、その存在価値は大きいのだ。

明治43年に復元した救済灯(旧灯台)は、下のかまど部で火を入れても、上の部分までどうやって照らしていたのだろう?と不思議だ。

 

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驚くほど波のない海。
そのためか低層の舟屋が現存。
ハンドクランクのウインチで引き上げるのなんて、今時見られる光景ではない・・・。

 

日本名水百選「壇鏡の滝」

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出雲大社の神殿修理に協力するようにいわれるも、鳥居の位置をずらしてスギを守った。
その時のスギが巨木となり、現在も鳥居のわきに立っているのは壮観。

 

福浦トンネル

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明治初頭に掘られた手堀りのトンネル。
現在のトンネルは3代目で、昭和に重機を入れて明治後期に掘られた2代目を拡張したもの。

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手堀りトンネルを抜けていると、水たまりのようなものがある。

海と下で直接つながっている穴があったり、塩作りが行われていた痕跡だ。


 

 

ローソク島!?

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ローソク島の景色にはあこがれるが、展望台からではなく船から見た光景なのだ。
時間があればカメラ片手にカヤックで出かけたい・・・。

 

隠岐グルメ

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名物の隠岐そば。

手打ちのソバは短めで、少なめのアゴだしで、ズルッと食べるのが隠岐流らしい。

ソバ作りも古来より盛んだ。


 

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米はかなり良く、日本酒造りが盛んだ。

海藻を使用した焼酎もあった。

そのほとんどは隠岐の島町のほうで造られているという。


 

 

海を望むグリーンプラザキャンプ場

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海を眺められるキャンプサイトにて、軽い装備でコーヒータイム。
ものすごくリッチな気分に浸れる・・・。

テーブル類、流し、全サイトではないが電源も用意されている。

貝類は基本的に予約して購入するのをオススメする。
岩ガキは1つ450円、アワビは量り売りで1つ大体1200円。
購入は漁協直営の販売店が大きな港にある。

隠岐観光WEB

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